20 January, 2020

在学生への問い合わせ方法について

INSIDE INSEADをご覧の皆様

現在問い合わせフォームからご連絡いただいているにも関わらず、システム障害によりこちらに届いておらず返信が差し上げられていない状況が続いております。
ご不便をおかけし、申し訳ございません。
つきましては、今後の問い合わせ並びにすでに問い合わせいただいたにも関わらずこちらから返信がない方につきましては、大変お手数ですがinsideinsead.jp[at]gmail.comに直接メールを頂けますと幸いです。

よろしくお願いいたします。

19 January, 2020

20D 在校生紹介


こんにちは、20D Tomomiです。16日から始まったオリエンテーションウィークも終わり、いよいよ今週から授業が本格的に始まろうとしています。
さて今回は毎期恒例の在校生紹介をお送りします。ご覧の通り、例年に比べると私費多数・年齢層高め・コンサル出身ゼロといった特徴が挙げられると思います。個性豊かなメンバーでINSEAD Lifeについてお伝えしていければと思っていますので、どうぞ宜しくお願いします。受験・学校生活に関する質問、キャンパスビジットの相談などありましたら、お気軽にお問い合わせください!


出身業界/職種 性別 年齢 学部 合格ラウンド TOEFL
IELTS
GMAT GPA 社費/私費 同行家族 海外経験 Campus
Komo 金融
Corporate Strategy
M 27 International
Studies
1st N/A 740 3.4 私費 単身 USA (20+ Years) Fonty
Hiroshi テレビ M 33 経済学部 2nd 106 740 3.3 私費 単身 交換留学(米国)1年
インターン(ハンガリー)半年
海外出張19カ国
Fonty
Taka 自動車メーカー M 34 経済学部 2nd 7.5 680 2.9 私費 単身)
(妻子を日本に残して留学)
出張程度 Singy
Tomomi 商社
インフラ事業投資
F 35 工学部 20J 2ndで合格→
20DへDefferal
7.5 710 3.5 私費 帯同(夫・息子) クウェート3年駐在 Singy
Naoko 金融
Project Finance
F 31 経済学部 2nd→WL 106 720 N/A 私費 夫(駐在員)
子供2人
シンガポール1年半在住 Singy
Yuki 政府系・国際協力
Portfolio Management
M 30 商学部 3rd 7.5 GMAT未実施国居住のため未受験 3.8 社費 単身 米国学部留学(1年)
PNG駐在(3年)
途上国出張(数十カ国)
Singy


Komo
Why MBA? I wanted to change industry, role, and location. What better way to do that than going to get an MBA?

Why INSEAD? INSEAD has the strongest network in Europe by far, and places extremely well in the industries that I am aiming for. There's no school that comes close in those two aspects. The international community is also a big plus - US schools lack true diversity, and I wanted to be surrounded by like-minded individuals who have experienced similar yet very different things in their lives.

Hiroshi
Why MBA?
Netflixなどのストリーミングサービスや5Gの登場で、70年以上大きな変化のなかったテレビ業界の激変が始まったため。新しい環境でテレビマンとして生き残るには、1.ビジネスの戦略を持つこと 2.海外展開の二つが必要だと考え一番早く吸収できる1年制のビジネススクールに行こうと考えました
・また将来エンターテイメントの分野で起業を考えていて、1.海外展開する際のビジネスパートナー探し 2.ビジネス経験ゼロの自分がビジネスの基礎を手っ取り早く学べるという理由もあります

Why INSEAD?
・世界90カ国のネットワーク、1年制、Diversityの観点から、INSEADが第一志望でした
・”entrepreneurship”を売りにしている部分も魅力的でした。INSEADは卒業生の50%が人生のどこかで起業しているほか、INSEAD Entrepreneurship ClubVenture Competitionなど起業に関するイベントやクラブ活動が活発です
・また圧倒的な”Diversity”も魅力です。クラスメイトには、サーカスのダンサーや書道家など面白いバックグラウンドの人が多数います。自分もビジネススクールにあまりいないバックグラウンド(テレビ局のディレクター)だったので、卒業後の進路でいろいろ参考になると考えました。またThinker50にも選ばれたErin Meyer教授など、Diversityの研究を売りにしている教授が沢山思います。ちなみにErin Meyer教授の「異文化理解力(英語名はCulture Map)」はめちゃくちゃ面白いので興味ある方はぜひ読んでみてください!
・また、INSEADの売りの一つにLeadershipがあります。Fortune500の企業のCEOの出身校ランキングでは、INSEADHBSに次いで2番目に多くのCEOを輩出しています

ビジネスのバックグラウンドがないけどINSEADの受験を考えているという方は、いつでもご連絡ください!

Taka
Why MBA?  2012(社会人3年目)に初めて海外案件を担当し、圧倒的な無力感から、海外MBAを意識しはじめました。その後、複数のNPOで活動し、家族ができた転機で、事業会社マーケに留まらず、より国際的で/社会的影響の大きく/後世に残る仕事がしたいと強く思うようになりました。

Why INSEAD?  2013年にINSEAD Entrepreneurship Bootcampに参加し、多様な国籍・キャリアの方々(ほぼAlumni)との議論を通して、クロスカルチャーの楽しさやINSEADのレベルの高さを知り、志望が高まりました。私費のため、金銭的なROIの観点で1年制スクール(多くは欧州)にフォーカスしていましたが、特に最後の決め手はCampus Visitの際に19Jの先輩方と話した時にFitを感じたことでした。

Tomomi
MBAを目指したきっかけは、社会人になって10年間同じ業界・会社で働いており、自分の考え方、人間関係、知識などが硬直化してると感じ始め、様々なバックグラウンドを持つ人とがっつり付き合うことで自分の頭を揉みほぐし、今後のキャリアプランも含め視野を広げたいというのが一つ。もう一つはこれまで実務で得た知識と経験を一度体系的に学びなおしたい、また全く未知の分野(マーケティングやアントレなど)も勉強・経験したい、という理由で、それら二つを一度に実現できるのがMBAだと考えました。
INSEADDiversityに重きを置いているので、自分の求める環境があるのではないかと思って第一希望として受験しました。具体的なキャリアプランがあって、そのステップとしてMBAに行くというよりは、70歳まで働くとすると今後これまでの人生と同じくらいの時間働き続けることになるので、ここで一旦腰を据えてビジネスの基礎知識の勉強と、今後自分がどういったキャリアを積んでいきたいかを考える時間にしたいと思っています。

プロフィールをご覧の通り、高齢・私費・子連れという三重苦()を経験中ですので、そういったお悩みをお持ちの受験生の方がいらっしゃれば気軽にご連絡ください!心が折れない程度に楽しく赤裸々に語らせて頂きます。

Naoko
Why MBA? 夫の駐在に帯同するため新卒で入った会社を辞めることとなり、帯同先のシンガポールで現地採用の形で仕事をしていましたが、第二子妊娠を機に改めて今後のキャリアを見つめ直し、この先どの国に行っても通用する人材としてキャリアを重ねたいとの思いから、受験を決意しました。

Why INSEAD? 上記の事情からシンガポール国内かつ(夫の駐在期間が限られるため)短期間のIntensiveなコース、かつこれまでずっと金融業界に身を置いていたため様々な国・業界の人と交われるとの期待から、INSEAD1校のみの受験です。 やや特殊なバックグラウンドですが、出産・育児・配偶者の転勤などの理由で柔軟なキャリア形成をしたいと考えている方がいらっしゃれば、ぜひお力になりたいと思っております!

Yuki
Why MBA? 国際協力の仕事をとおして、途上国開発の主役は民間技術と資金だと確信しました。公的機関と民間の橋渡しができる人材になるため、まずは民間と協働する際の共通言語・ロジック(MBA)を理解する必要があると考えました。

Why INSEAD?
社費は1年限定でしたので、1年制のみで探しました。世界のエリートビジネスマンが集まり、かつ1年制でシンガポールとフランス両方に住めるINSEADを選択しました。また途上国の開発現場では、プロジェクトの1つの会議に10か国以上の人が集まって議論することが日常です。INSEADの多様性へのこだわりに共感しました。

受験予定の方へ:GMAT未受験にも関わらず「多様性」枠で合格した私ですので、テストの点数が振るわなくてもチャレンジしてください。Applicationは記入項目が多く、出願でドロップアウトする受験生多数だと思います。強みを願書に表現できればうまくいくと思います!

同期・先輩の皆様へ:勉強ばかりで視野が狭くならないよう、選り好みせず色々チャレンジしていきたいです。ぜひなんでもお声がけいただけたらうれしいです!

18 January, 2020

INSEADの学生の構成について

INSIDE INSEADをご覧のみなさん、こんにちは、20JのTeeです。

今回は、我々の代の同級生の構成について、ご紹介したいと思います。

【概要】
・67 Nationalities
・English as mother languages 20%
・Average age of 29, Average working experience 5.5 years
・Women 33%
以下では、各項目について簡単に解説させていただきます。

1. 67 Nationalities
INSEADの最大の特徴であるDiversity。我々の代は67の国と地域から学生が集まっています。
このうち学生数が多い国は、
インド(62名)、米国(39名)、中国(39名)、ドイツ(26名)、フランス(25名)、ブラジル(25名)、スペイン(24名)、シンガポール(20名)、イタリア(18名)、カナダ(16名)。
インドと中国は流石ですね。米国の場合は同じ米国籍の学生でも、ヨーロッパ・ラテン・アジア等々、文化的には多様です。
一方で、アゼルバイジャン、インドネシア、ウクライナ、ウズベキスタン、ベラルーシやリトアニア等々、出身者が1名の国もあります。
また、人口比別にみてみると、シンガポールやレバノンからの学生が多いです。(レバノンはフランスの委任統治を受けていたことも関係しているのかも?)
加えて、ハーフ、複数の国籍を持っている、複数国で育った経験や働いた経験がある、学部は英米の大学院を出ているといった経験を持つ学生が多いのもINSEADの特徴かと思います
Study Groupはバラバラの国籍で構成されますし、授業を受けるクラスのメンバーも様々な国籍からなるため、世界中に知り合いができる感覚を味わえます。

2. English as mother languages 20%
世界中から学生が集まっているため、英語Nativeの学生は20%です。この点は米国のMBAとは大きく異なる点かと思います。
個人的な見解ですが、良い点としては、訛りを気にしなくて良いこと。スペイン、イタリア、インド、中国等々、同級生は皆、訛りを気にせず発言しているので、日本人訛りでも気にする必要はありません。一方で、ネイティブは少ないため、米国MBAであれば学べるネイティブっぽいこなれた表現を学ぶ機会は少ないかもしれません。
なお、誤解を招くかもしれないため補足すると、同級生は皆、英語が上手です。ヨーロッパの学生は当然のように上手ですし、アジア圏の学生も、学部生の頃に英語圏に留学していた学生が多く、英語でしっかりとコミュニケーションを取れるのが当然の環境です

3. Average age of 29, Average working experience 5.5 years
欧州MBAに共通する点ですが、平均年齢は比較的高く、社会人歴も長いです。
ちなみに、年齢が高く社会人歴が長い方が合格しやすいというわけではなく、大卒後2.3年の学生も居れば、社会人歴10年以上の学生も居ます。この点でも多様性が尊重されているということかと思います。(日本から来る学生は例年、平均年齢を上げているかも…?笑)

4. Women 33%
女性の割合は33%。Study Groupは5人一組で構成されますが、多くのグループは男女比が3:2、稀に4:1のグループがあるといった具合です。個人的には女性の割合はもっと高くなっても良いのではないかなと思いますし、こうした統計を出していることから、学校側としても高めたいと考えているのではないかなと思います。(もちろん女性に限らずですが、)奮ってご応募ください!


いかがでしたでしょうか。少しでもINSEADの雰囲気を感じ取って頂ければ幸いです!

ではでは。

30 December, 2019

雑記:INSEADでのリアルな恋愛とMBA受験のエッセイテクニック


  
19DUGです。初めての投稿にして最後になるかと思います。


さて今年ももう年の瀬ですね。MBA受験をされている方にとっては年末感もないほど非常に忙しく過ごされていると推察します。(かつては私もそうでした。。。)ゴールはあと少しです!是非最後まで走り抜けて欲しいと思います!

さて今回の話題はそんなストレスフルな受験中に少しでも息抜きになればと思い執筆しています。ほぼほぼ内容はどーでもいい事が書いてあるので、興味がなければ読み飛ばしてください。(少しエッセイ執筆の際のテクニック的な面には触れますが。)過去ログを辿っても学校恋愛について書いている記事は見当たらなかったので、これはこれで新たなINSEADの側面が見えることになるかもしれませんが。


INSEADって実は非常に恋愛が盛んな学校なんです。驚きですか?
特にFontyの人から話を聞いていると、ゴシップは日常茶飯事でSingyとの違いが非常に出るところの1つであると認識しています。
まずFontyでの恋愛はどんな感じかというと、みんな進んで恋愛を楽しんでいるイメージです。特にFonty はフランスのど田舎なので、他に何もする事がなく、恋愛に没頭してしまう環境があるからなのかもしれません。恋愛にも色々な形がありますが、そこも多種多様な付き合い方を体感できるのはFontyならではなのかと思います。一方でSingyはどちらかと言うと各自が学校以外での恋愛を楽しんでいて、学校内での評判や関係性を気にし、内部では恋愛関係になるような行動を比較的控えているような雰囲気を感じました。19Dの中で実際にカップルになった数を数えれば、圧倒的にFonty Starterの圧勝になる事でしょう。またアルムナイ等の話を聞いても、実際に学校で知り合い結果的に結婚したカップル数が想像以上に多いというのが私の所感です。
他の面で特に恋愛関係で印象に残っているのは、psychological issue in management (PIM)と言うクラスのケーススタディ。そのケースでは、INSEADで知り合ったカップルが卒業後に双方のキャリアと私生活をどのようにバランスしていくか、といったようなケースを議論したりしました。特に日本の価値観で生まれ育った私にとっては、基本的に女性が男性のキャリアについていくようなケースを多数見てきた為に、非常に驚きの連続であったのは今でも覚えています。


閑話休題。


さて今回の投稿では、自分が学校で経験した恋愛をどのように読み手にとって面白く描けるか、というのに焦点を置いています。ひいてはエッセイでこのテクニックを使って、アドミッションにとって印象に残るようなエッセイを書いて欲しいという思いも込めています。私自身もこれに似たテクニックを使ってエッセイを執筆しました。

受験生の皆さんに特に意識して欲しいのは、2点。
1.     書き出し
2.     ストーリー仕立て
を意識するのが特に重要です。

よくある受験生のありがちなエッセイのパターンとして、事実の羅列でエッセイを述べてしまう事。例えば、「私はコンサルで〜年、事業戦略策定支援を行なってきて、〜がきっかけで、今度は〜に進みたいから、足りてないスキルは〜と〜でMBAで学ぶ事でそれを補う事ができる。かつINSEADではこれが有名だから、それを学ぶためにINSEADが必要なんだ!」的な文章です。これ、本当にありがち。しかも読んでてつまらないんですよね。アドミッションは毎年何千ものエッセイを読んでいます。その中で、こんな陳腐なエッセイを読まされたら、あっさり読み飛ばしてしまう事は容易に想像がつくでしょう。なので、受験生の皆さんは、書き方が魅力的でついつい読んでしまう情緒溢れるエッセイを書く事が他の受験生との差別化に繋がり、ひいては合格に繋がることなる事を意識して欲しいと思います。


さてそれでは下記に、エッセイのように私の学校恋愛の一部を書いてみました。


【エッセイ本文】
201910月〜日。
それはP4最後のPrivate Equity のクラスだった。

目の覚めるような青のドレスを着た彼女が学校の大講堂の面前に立った時、僕は一瞬で目を奪われ、終始プレゼンの内容は全く入ってこなかった。

彼女を見て即座に親友の同じクラスを受けているオーストラリア/台湾人(W)にメッセージを送った。彼は例えるならゲームオブスローンのヴァリスのようなやつで、学校のあらゆる情報に精通していたからだ。
僕:「あの青いドレスを着たイケてる彼女は誰?」
W :「Dって言うんだよ。NY育ちの中国人だよ。MBBでインターンして、確かオファーもらってるって聞いた」
僕:「まじか。なんであんなにイケてる子、俺は今まで知らなかったんだろう」
W:「彼女はP4SIngyに来たんだよ。今からでも遅くないからアプローチしてみれば?」


これが最初に初めて彼女を見た時の話。 


どうですか?最初の書き出しかたひとつでその場の情景が浮かんできてエッセイに入り込んでしまいませんか?重要なのは、出だし
年号、季節、有名な引用、会話内容、何でもいいんです。印象に残っている事やエッセイの主張を最初に持ってきてエッセイを印象付けることで、読み手としてエッセイの印象がグンと良くなります。
またストーリー仕立てにする事で、最後までついつい読んでしまいませんか?これらを意識する事で、エッセイの仕上がり方が格段に変わります。是非、最後の最後にエッセイの隠し味にトライしてみてください。





え、最初に彼女を見てからその後どうなったかって?





ここでは詳細な話を書くのは控えますが、他の日本人の同級生達からは「UG1INSEAD生らしい生活をしたよね」と言われました。これはINSEADの恋愛の意味で褒め言葉です。
最終的に紆余曲折を経て、INSEAD生活最後の3ヶ月の間に、彼女とは恋愛関係になり、最近人生で初めて遠距離恋愛というものをスタートしました。INSEAD留学前には全くもって予期していなかった、国際恋愛なるものを経験する事に。



こういった側面もまた、INSEADの醍醐味の1つという事が伝われば幸いです。

27 December, 2019

INSEADを振り返って:良かった点、注意すべきだと思った点



19DMackです。このほどINSEADを卒業しました。

この一年はまさに矢の如く、あっという間に過ぎていきました。人生で最も早く、人生で最もtransformativeな一年であったと感じます。このような素晴らしい学びの場を提供してくれたINSEADにはとても感謝しています。


INSEADは非常にユニークな学校です。私も学校選びにあたっては色々な方に話を聞き、多様性に溢れるキャンパスで刺激的、一年制で忙しい、など色々な情報を得ておりましたが、実際に体験しイメージ通りだった部分と、入学して驚いた部分と両方ありました。受験者の皆様がINSEADについてより深く理解し、ベストな学校選びができるようにと思い、本稿では、INSEADの特徴を良かった点、人によって注意が必要な点に分けてお話したいと思います。

なお、これらはあくまで私個人の見解であり、直近のINSEAD生を代表する意見ではありません。今回、記事を執筆するにあたり多くの卒業生、在校生から意見を頂きましたが、個々人の学校に対する意見は決して同一ではありません。各生徒が様々な経験をする中、全体のブログで学校に対する個人の意見を公開するのはどうかと悩みましたが、それでも受験者にとっては有用な情報だろうと思い公開しました。ぜひ、記事であげた内容について、ほかのINSEADの在校生、卒業生にどう思うか聞いてみてください。様々な人の意見を聞いた上で、INSEADを選んでいただければと思っています。


INSEADのいいところ】


クラスメート

INSEADに来て良かったと思う一番大きな理由は、素晴らしいクラスメートに出会えたからです。INSEAD生の特徴を挙げるとすれば、internationalopen mindedcuriousdon’t take it too seriouslywork hard/play hard、こういった言葉があてはまると思います。特に国際性はINSEADの特徴で、二重国籍は当たり前、出身国以外の国で働いた経験がないと珍しがられるほどです。自身もマイノリティとして生きてきた経験がある人が多く、異文化を理解し、分かりあおうとする姿勢があります。お互いの人間そのものに興味をもってコミュニケーションを取っていこうぜ、という雰囲気なので、言語や文化の壁で苦労しがちな純ジャパ生徒でも友達ができやすいと言えます。平均年齢29歳と比較的matureなのも影響していると思います。


また、ビジネスパーソンとして皆超優秀です。クラスのディスカッションでは鋭い意見が交わされ、大変刺激的です。優れた人間性と頭脳を兼ね備えたクラスメートとのネットワークは一生の宝物です。



一人ひとりの人間性と、多様性を重んじる校風

米国のあるトップMBAに交換留学した生徒は、留学先のcompetitiveでキャリア志向の強い生徒たちに馴染めなかったと言っていました(カナダ人なので言語の壁はなし)。曰く、「あっちの生徒は自己紹介するとき、自分は投資銀行出身で、これからはPEに進むつもりだ というようなキャリアのことしか言わない。INSEADとあまりに違うので驚いた」。

INSEADでは、キャリアだけでなく、どんな面白い人生を歩んできたのか、というトータルな人間性に皆より興味があるように感じます。このように好奇心があり、異質なものに寛容な人々が作り出すカルチャーは、まさに「世界に一つだけの花」を地で行くような世界です。肩肘張らず自分らしく居ることが肯定されるようなINSEADは本当に居心地がよかったです。


ただ単に居心地がいいだけでなく、自身の価値観もそれによって大きく変わりました。私は比較的頭が固く、キャリアの選択や日々のふるまいなどについて「こうすべきだ」という価値観が強いほうだったのですが、様々な人生を歩み、多様な価値観を持った同級生から刺激を受け、大きく変わりました。自分が狭い価値観に囚われていたことに気づき、周囲に対しては勿論、自分自身に対しても寛容になれたと思います。日本のようなhomogenousな環境にいては、起きえなかった変化だと思います。


Business Ethicsの授業で、名物教授が投げかけた言葉が印象に残っています。「人間とは異質なものを排除したい生き物である。その意味で、INSEADのような誰もがminorityというような環境に進んで入ってきた君たちは非常に進歩的である。そんな君たちが他者に寛容であることは当たり前。君たちの使命は、人々にその価値観を伝えていくことである」。Diversityに富む社会づくりが求められる昨今だからこそ、INSEADで学ぶことの価値は高まっていると感じます。



欧州・アジア・中東での経験

INSEADはフランス・シンガポール・アブダビと3か所にキャンパスを有しており、bidding次第で様々な地域で学ぶことができます。予算と時間が許せば各地を旅行しまくれるのは大きなメリットです(INSEAD生はとにかく旅行好きです)。また、欧州・アジアでの就職を考えている人にとって、その地域に実際にいることは大きな利点です。採用担当者やアラムナイとのネットワークを広げることができれば、現地就職の可能性が大きく高まります(学校側のサポート体制については後述)。



Political correctnessを学べる

多様性に溢れるINSEADですが、生徒が持っている価値観はおおむね「リベラル」です。INSEAD生のリベラルな価値観とは、男女平等、Social responsibility(特に環境問題)、Embrace diversitysexual minorityへの寛容性を含む)、などです。これらの価値観を公にはサポートする姿勢をPolitically correctであるといい、Politically correctであることはグローバルビジネスパーソンのマナーともいえると思います。例えば、エグゼクティブの立場にありながら、「温暖化は嘘です。弊社はCO2排出など気にしていません」とか、「脳科学的には男のほうがエンジニアに向いている」などと口に出すのはタブーと言えます。教授も生徒もこれにはかなり気を使っている印象で、こうしたグローバルな場における機微を学べたのは、純ドメの私には私にはよい経験だったと思います。


【注意しておくべき点】


就職先
これだけ多様性のある生徒が集まっているにも関わらず、INSEAD生の就職先にはあまり多様性がありません。生徒のほとんどがMBBをはじめとする戦略コンサルティング会社に就職したいと思っています。体感的に、就活する学生の7割がコンサルを目指します。すごく悪く言えば、INSEADにはコンサル就職塾みたいな側面があります(もちろん、はじめからコンサルに行きたい人にとってはこの上ない環境です)。


特に1月入学の場合、学校開始直後からインターン獲得のために激しい面接特訓が繰り広げられます。どこもでもかしこでもケース面接の練習が繰り広げられ、キャンパスは異様な空気に包まれます。その熱気はすさまじく、もともとコンサルを志望していなかった生徒も「やっぱりコンサルを受けないといけないのかな」などと流されはじめ、結果的にはほぼすべての就活生がコンサルに応募します。

勿論、コンサルファームの仕事は非常にやりがいがありますし、企業経営を目指す人にとってはとても良い修行の場です。また、世界中のオフィスで国籍問わず採用を行っているので、卒業後に別の地域で働きたいINSEAD生にとっては非常に良い選択肢であることは間違いないです。一方、アントレやコーポレート、スタートアップ等を目指してINSEADにくると、クラスメートのコンサルを目指す熱量に圧倒されるかも知れません。もちろん、多くの人が実際アントレ、コーポレート、スタートアップの道に進んでいますが、上記のリスクを頭に入れ、ぶれずに就活する強い意志を持つことが大切です。


キャリアセンター
卒業後、どのような地域・業界に就職するかは重要な問題です。INSEADの就活、またそれをサポートするキャリアセンター(CDC; Career Development Center)はやや独特なので、特徴をきちんと理解しておくべきだと思います。

INSEAD
のキャリアセンターに対する評価は生徒によってかなり分かれます。このばらつきは、卒業後に業種と地域をガラッと変えたい学生が多いことに由来する気がします。

INSEAD
は欧州、中東、アジア、北米、南米とあらゆる地域で就活が行われるので、CDCのカバレッジはどちらかというと薄く、広く、という感じだと思います。また、エンジニアなどTransitionが必ずしもeasyでない職種から業種・地域を変えたい人が多く、画一的なサポートが難しい側面があると思います。

一方、アメリカの大学だと、ほとんどの生徒がアメリカに就職するということで、アメリカの就職情報が大量に入ってくると思われます。また、アラムナイもほぼアメリカに集中しているので、コネクション面でも厚みがあるでしょう。更に言えば、投資銀行→PE、メガテックスタートアップなど、比較的transitionがスムーズなキャリアパスを選ぶ人が多いのではと思います。LBSに関して同様です。

上記をメリットと取るか、デメリットと取るかは、どこの地域での就職をターゲットしているかによると思います。先の通り、北米とロンドンでの就職を目的にMBAを目指すのであれば、米国MBAもしくはLBSのほうが望みが叶いやすいでしょう。一方、アジアやヨーロッパ、中東などでの就職も視野に入れている方、Industryの方向性をガラッと変えたい方はINSEADはよい選択でしょう。なお、統計的には生徒の78%が地域、業種、職種のいずれかを、26%が三要素全てを卒業後すぐに変えています。19D日本人でも、私費生6人のうち2人が三要素全てを変えました(メガテックのルクセンブルグオフィス、コンサルのマレーシアオフィス)。

インダストリーとしてはやはりコンサルが強いです。金融(投資銀行、PE、銀行など)は手厚いサポートがある印象ではありませんが、そもそも志望する人が少なく、またINSEADは夏休みが短いため、投資銀行やPE就職に必須のサマーインターンができないことが影響しています。最近ではスタートアップへの就職が人気ですが、こちらは徐々にCDCのカバレッジが増えている印象です。例えばFintech大手(NubankTransferwiseRevolutなど)はキャンパスに来ていましたし、ベルリンTrekでも有名スタートアップを回ったりということがあったようです。ただし、小さなスタートアップの情報がCDCにふんだんに入ってくるわけではないので、そこはCDCを頼りにしすぎず、地の利を生かして現地へ飛ぶなり、アラムナイのネットワークを活用してプロアクティブに探してくる必要があります。

Academics

INSEADの授業・カリキュラムには下記のような特徴があります。

生徒と教授の距離が近くinteractiveであること
INSEADは、授業中の発言が推奨されており、時には教授そっちのけで生徒同士が激しく議論をしたりします。異なるバックグラウンドを持った生徒たちからの多様な意見は本当に勉強なりますし、INSEADの醍醐味だと思います。ある米国トップ校に交換留学した生徒は、そこでは大教室での教授からの一方的なレクチャーが多くつまらなかったと言っていたので、interactiveな授業スタイルはINSEADの特徴なのだろうと思います。

一方で、手を挙げてから考えるみたいな人も多く、議論が発散しすぎると消化不良が起きます。このとき、議論をまとめるのが上手で、Key messageをビシッと言える
教授だと場が締まります。残念ながら上手にFacilitateできない教授もいましたしたが、まあビジネススクールではどこであれ、クラスの当たり外れがあるので、ある程度は割り切るしかありません。

教授陣に関して付け加えると、ブルーオーシャン戦略のチャン・キム教授などは有名ですが、全体として何か特定の領域に強い、ということはないように思えます。Whartonならファイナンス、Kelloggならマーケティング、みたいな特徴はなく、どちらかというとGeneralistタイプな学校だと思います。ある領域において最先端の理論を学びたい、という方は、より注意深いDue Diligenceが必要だと思います。

一クラスが非常に短期間で終わること
INSEADでは、一年で米国MBA二年分のカリキュラムを終わらせるため、ひとつひとつの授業が割と詰め込みになります。特にコーポレートファイナンス、アカウンティング、統計などビジネスの基礎をゴリゴリ学ぶ一学期目は、ある程度のビジネスバックグラウンドがないと消化するのが辛いです。選択科目でも、3週間で一単位(1.5h×14回のレクチャー)を終わらせたり、週末土日の集中講義で0.5単位終わらせたりと、一つの授業に使える時間は短いです。

これこそが、一年制MBAの一番の特徴です。良い悪いはありません。一年という短い期間で様々な科目を学べることはメリットである一方、一つ一つの授業に使える時間が短いことはデメリットでもあります。


総括:学校の要改善点はままあれど、私はINSEADを選んだことを全く後悔していません。30歳にしてこれだけtransformativeな経験ができるなど想像もしていませんでした。また、グループメートとの侃々諤々の議論、欧州・アジア旅行、Japan trip、友達とのパーティー等、思い返せば涙が出るような、一生の思い出ができました。金と、時間と、体力がある30歳前後がMBAのベストかつ、ラストタイミングだと思います。今後も、多くの方がINSEADに入学し、人生を変えるような経験を得ることを願っています。