06 March, 2020

INSEAD20J Japan Tripを振り返って

20JShinです。
今回はP3P4の学期休みに一部日本人学生で企画・実施したJapan Tripについて紹介したいと思います。コロナウィルスの一件の影響も懸念されましたが、キャンセルが1名も出ず、226日(水)〜32日(月)の6日間、総勢34(除日本人29)の参加者となりました。
日本への関心の高さを嬉しく思うと同時に、多くの人を巻き込みつつ企画を進めていくことで日本人学生同士での絆を深める機会にもなりました。

当日の様子を日ごとに以下にご紹介します。

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学期休みそのものが23日から開始していた関係で、一部の学生は日本に前入りして、ニセコでウィンタースポーツをしたり、高野山宿坊体験をしたりするなど、思い思いの過ごし方をしていました。
この日は既に京都に前入りしている17人で京都にてディナーを実施、参加者のうちの1人の誕生日もちょうど重なっていたこともあり、そのお祝いも兼ねて深夜過ぎまでカラオケという、勢いを感じる幸先の良いスタートとなりました。


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この日から事前に分けていた班ごとに行動しました。
‘Sake in Kyoto’と銘打ったオプションでは、増田徳兵衛商店様の酒造を見学させて頂き、午後には伏見稲荷大社、清水寺という神社仏閣を観光し、日本の文化に触れていきました。
日本酒を飲んだことはあるという参加者は事前にいたものの、製造工程や造り手の想いに触れるという経験は初めての人がほとんどで、「日本酒」という我が国を代表する食文化について造詣を深める良いきっかけとなりました。特に、日本人幹事の中に酒ビジネスに詳しい人間がいたこともあり、好奇心旺盛な彼らの様々な質問にも答えることが出来たことは参加者の満足度を上げるプラス材料になったと思います。


‘What not to miss in Kyoto’というオプションでは、南禅寺、銀閣寺、金閣寺を観光し、京都が発展した室町時代の鍵となる寺を通じて文化・歴史に触れていきました。
運営者側で事前に周辺の歴史について下調べをしたものの、予想をはるかに上回る数の日本に関する質問を参加者からもらい、改めて日本についての関心の高さを感じる機会となりました。

夜はWelcome Dinnerと銘打ち、全参加者34名でしゃぶしゃぶ居酒屋に行き、Campus移動でバラバラになった旧友との再会を分かち合いました。

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この日も引き続き班別での行動。‘Connect to Locals’では18J Alumniの仲山様が副市長を務める亀岡市にお邪魔をし、地元に密着した形での観光ツアーを実施。明智光秀等、亀岡市に深く密着する歴史について学んだ後に、醤油工場見学/竹箸作りチーム、写経/茶道チーム、酒蔵/環境保護チームに分かれ、日本の職人魂や和の精神について学びました。参加者からも、「ガイドブックには決して載っていない貴重な体験ができた」というコメントもあり、企画側の意図を十分に反映できたオプションとなりました。
この体験にはテレビ局の取材も入っておりますので、放映されましたらまたご報告できればと思います!

その他、大阪オプション、嵐山オプションを準備し、道頓堀での食道楽や坐禅体験など、参加者には日本の多様な側面を感じてもらいました。

夜は京都でおばんざい、大阪で焼肉を堪能し、その後は先斗町のバーを練り歩くなど、各々で京都のナイトライフを満喫しました。



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この日は朝早くに京都を出発し、新幹線で伊豆に向かいました。
到着間際に車窓から見える富士山の美しさに一同感動し、その後は河津の方までバスで揺られながら向かいました。
お目当てだった河津桜の方は、今年は記録的暖冬ということもあり、大部分が葉桜という少し残念な形となっていましたが、それでも比較的咲いている桜のもとで写真を撮ったり、出店で地元の名産品を試食/買い物をしたりし、河津桜祭りの雰囲気を堪能することが出来ました。その後は沼津の方の旅館に向かい、日本式の宴会、事前準備したゲームを一緒に楽しむ事ができ、非常に盛り上がった夜になりました。

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伊豆を朝出発した後に、昼頃東京に到着。
この日の昼オプションは「すきやばし次郎六本木ヒルズ店」でのランチ、それ以外の学生は秋葉原に行って日本のゲームセンターを楽しんだり、渋谷・原宿でショッピングを楽しんだりしました。
「すきやばし次郎六本木ヒルズ店」に行くというオプションはP2のコア科目である’Process and Operation Management’’Jiro’s Dream of Sushi’という映画を見て、参加者からぜひ行ってみたいという声を踏まえて開催することにしました。
幸運にも店内は我々だけという状況であり、かつ快く我々の多くの質問に答えてもらい、参加者の記憶に残るイベントになりました。

その他の参加者も、連日の旅行の疲れを全く感じさせず、ラーメンを食べに行った後、秋葉原を散策。VRゲームに興じて近未来を体験したり、レトロゲームに興じて子供の頃を懐かしんだり、中にはメイドカフェに行って秋葉原の文化を体験した者もおりました。日本のコンテンツのユニークさを、案内する側としても実感することができました。
晩ご飯は権八に赴き、連日にも関わらず遅くまで街で飲んだくれました。


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この日は’Beat Jiro’ということで一部の参加者で鮨作り体験教室に行きました。
日本人でもなかなか作ることのないにぎり寿司の難しさに悪戦苦闘しつつも、最終的には皆満足するものができたようでした。日本酒と同じく、参加者の鮨に関する関心も高く様々な質問が飛び交いましたが、鮨職人の方から丁寧にご説明頂いたおかげで彼らの鮨文化に対する造詣も深められたようでした。

午後は天気に恵まれずあいにくの雨ということで、浅草を観光し下町の情緒を味わった他、お昼から露店でビールを堪能しました。

夜はFinal Dinnerということで、屋形船に乗り、美味しい料理とカラオケで旅の締めくくりにふさわしい盛り上がりを見せました。


参加者からも「過去に参加したどのINSEADTripよりも良かった」というコメントも複数名から個別にもらい、また途中皆で取った集合写真のお土産と日本酒をプレゼントされるなど運営した日本人学生にとっても感慨深いTripとなりました。


20J Japan Tripを振り返って
総括としての学びと気づきを下記に整理しておきたいと思います。

まず、日本に関する関心の高さです。日本にいるとあたりまえに感じることについても多くの質問をもらい、自国理解に対する浅さも痛感することになりました。加えて、多くの学生からぜひ再訪したい、行っていない都市にも行ってみたいというコメントをもらい、我々も日ごろ見過ごしていた外から見た日本の魅力を実感する良い機会となりました。

加えてINSEAD同士の学生のネットワークの強さを感じました。我々自身がP3 Fontyという不人気キャンパスを選択したこともあり、多くの学生とは2か月ぶりの再開となりました。にもかかわらず昨日までずっと一緒にいたような雰囲気で時間を過ごせ、これまで築いてきた人間関係とこれからの留学生活で築いていく人間関係が卒業後もこのような形で続いていくと考えるとワクワクが止まりません。

また、INSEADのネットワークの強さも感じました。期間中のホテル(MYSTAYS様)の宿泊、亀岡市の訪問、スポンサーとしてTripへの寄付など多面的にサポートいただき、このコミュニティに所属していることのありがたみを感じることができました。

最後に、末筆ながら、今回も企画の遂行において三菱商事株式会社様、キャリアインキュベーション様、Concord Executive Group様、Adam Markus様、Boston Consulting Group様、Allen and Overy様、Ed義塾様、アフィニティ様、濱口塾様、Jessica King様、R1様(順不同)より、スポンサーとして多大なるご支援を頂きました。また、INSEAD Alumni Association in Japan様ならびに様々な卒業生の方からもお力添えを頂戴しました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。