15 June, 2011

INSEADのDiversity

こんにちは、11DのAsimです。
 
今日はINSEADのDiversityについて書いてみようと思います。INSEADの特色のひとつがDiversityであることはよく知られているところで、過去には諸先輩方もブログで書かれていますが、「欧州の他のビジネススクールもDiversityをアピールしているけどINSEADはどーなの?」という声も聞かれますので、INSEADのDiversityについて少しまとめてみました。



1. Nationality & Genderまず学生の構成ですが、11Dではおよそ80カ国から約500名の同期が集まっています。しかもいずれの国籍がMajorityになることもなく、基本的には最大多数でも総数の10%に抑えられるようになっていますので、クラスやグループワークでも本当に色々な国の人たちと共に学ぶ環境があります。私自身もコアのグループは、フランス人(男)・イギリス人(女)・ロシア人(女)・インド人(男)と見事にバラバラでした。ちなみに男女比率はおおよそですが6.5:3.5です。

2. Background
学生個々人のバックグラウンドも非常に多様です。国籍を複数持っている人もざらにいますし、逆に学歴・職歴を通してひとつの国での経験しかないという(私のような)人の方が珍しいです。勿論個々人のキャリアも非常に多様で、色々な業界出身者がいますが、なかには元プロテニスプレーヤー、軍隊あがり、有名レストランのオーナー等のユニークな経歴を持っている人もいます。

3. Language
INSEADでは、英語を含む2つの言語能力が入学要件に、さらにもう1つの言語の基礎レベル習得が卒業要件に設定されています。つまり日本人であれば、日本語と英語のほかに、卒業するまでにもう一つの言語をマスターしないといけません。実際に使い物になるレベルまで到達できるかどうかはともかく、3つめの言語を学ぶこと自体、その人自身の多様性を拡げることに繋がるのは間違いないと思います。(そもそもINSEADに来る前に何ヵ国語も話せる人はざらですが。。。)

4. Campus ExchangeINSEADの最大の特徴のひとつがCampus Exchangeで、2つのキャンパス(FontainebleauとSingapore)に加え、Wharton/Kellogg(US)との交換留学制度もあります。つまり、僅か10か月で最大3つのロケーション(Europe、Asia、US)を経験することができます(最初の2ターム4か月は固定ですが、その後は1ターム2か月単位でキャンパスを移動できます)。これら生活環境・文化・価値観の全く異なる場所での経験は勉強やビジネスへの理解にとどまらず、国際感覚を磨くうえでも非常に有用なものになるのではないかと思います。

なお他のビジネススクールでも交換留学制度があると思いますが、INSEADの場合はキャンパスを移動しても基本的には同じElectivesをとれますし、Electivesの連続性も確保できる(例えば、PrerequisiteのあるElectiveの場合でもキャンパスを跨いでとることができる)という点で、1 school 2 campusのアドバンテージがあるのではないでしょうか(Wharton/Kelloggは別ですが)。