28 June, 2011

INSEADのDiversity その2

こんにちは、11DのAsimです。

前回書いたDiversityの続きになりますが、これまでの学校生活を振り返ってみると、INSEADは本当に国際色豊かな学校だなあと感じます。今日はこれまで自分がDiversityを感じた経験の中から幾つかをご紹介したいと思います。



1, Tunisian and Egyptian Revolution
日本でも大きく報道されていたようですので、皆さんもご存知かと思います。ただ、これまでの自分であれば、例えどんなに大きなニュースになっていようが、遠い世界で起こっているあくまで他人事という感覚で捉えていただろうと思います。ところが、コアでチュニジア人・エジプト人と同じクラスになり、彼らの話をきくにつれ、またリアルタイムで状況が刻一刻と変わっていく状況に毎日触れる中で、自分の中で受ける印象も大きく変わっていきました。特にエジプト人の友人は家族をカイロに残してINSEADに来ていたということもあり、自分の境遇との類似性も相まって、自分のことのように心配していたことを覚えています。

勿論、世界中に友人・知人ができること自体、Diversityのメリットのひとつであることに違いはないのですが、それと同じくらい、こういった友人・知人を通じて世界で起こることを身近に感じることができるようになる、ある意味世界が小さくなるような感覚は、まさにINSEADならではの体験のような気がします。


2, International Political Analysis(IPA)P3ではIPAというコアの授業があります。この授業は、毎回扱うテーマが決まっており、そのテーマごとにグループ単位でレポートを書き、またプレゼンをするという構成でしたが、どのテーマでも関連国もしくは近隣諸国の学生がいるため、本当にリアリティのある話・意見を聞くことができます。時には、教授がfacilitationに困るくらい熱い議論になったり、異様なテンションを感じることもあります。

ちなみに以下、扱ったテーマの一部です。
・Dealing with Corruptions
・China’s rise, America’s decline
・Nuclear Weapons Proliferation & Regional Risk
・Climate Change

学生もそれぞれの立場で自分たちのIdentityや価値観があり、当然ひとつの完全解があるわけではないのですが、それだけに色々と考えさせられ、また大きな刺激をうけた授業でした。


3, National weekご存知の方も多いかもしれませんが、INSEADではNational weekという、ある特定の国・地域が1週間かけてその国を紹介するというイベントが各タームに2回ずつあります(年間10回)。ちなみに、2011年はこれまでのところ以下のような感じです。

・Heart of Europe Week (Germany, Belgium and Switzerland)
・Iron Curtain Week (Russia, Eastern Europe and Central Asia)
・Latin America Week
・Israeli Week
・Dragon Week (China and Taiwan)
・Italia Week

ディナーやパーティその他色々な催しがありますが、それぞれ各国のスポンサーがついたりして本格的にやっていてなかなか面白いです。ちなみに、このNational weekを開催する権利はBiddingで決まります(TomokoもBlogで書いてますが)。そのため、必然的に人数の多い国が有利になるのですが、人数の少ない国は纏まって対抗したりします。日本はというと、いつもはJapan-Koreaでタッグを組んでBidに参加しているようなのですが、今回は震災後の義援金活動・チャリティーイベントですでに大分露出したということもあって参加しませんでした。ただ、次のタイミングでは是非とも参加できればいいなと思っています。