22 January, 2013

INSEADの国際性

13JのYTです。

INSEADの特色概要についてはこれまで諸先輩方が色々書いてきて下さっているので(過去の記事をご覧下さい)、いくつかの特色について詳しく書いていきたいと思います。
今回はINSEADの国際性についてです。



INSEADは、"世界で最もInternationalなMBAプログラムの一つ"であると言われています。
実際、FTのGlobal MBA Rankingにおいても、Internationalityに関する項目においてINSEADは非常に高く評価されています。
では、具体的にどこがどれほどInternationalなのか、いくつか例を見てみましょう。

まずは学生から。
・P1~P2の私のクラスは同級生が68人いたのですが、その68人の国籍数を数えたところ合計33カ国になりました。(なお、喋れる言語も数えたところ、合計32言語でした)
・13Jは約80カ国から約500人が集まっていますが、国別に最も人数が多いアメリカ、フランス、インド、中国でもそれぞれ全体の10%弱です
・海外での仕事経験が豊富な人が多く、”生まれ育った国で働いたことがない”人も多数います
・海外で暮らした経験がない人は、(私の肌感覚ですが)全体の1~5%だと思います

Faculty(教授陣)も非常に多国籍で、シンガポールキャンパスのP2の必修6科目の教授陣は、インド人、オーストラリア人、カナダ人、フランス人、ベルギー人、スウェーデン人でした。

授業でも”国際性”は非常に重視されていて、学期末に生徒が各授業の評価を行うのですが、「トピックやケースは十分に国際的であったか」というのが主要な評価項目の一つになっています。
そのため、一つのコースで同じ国のケースを2つ以上扱うことは珍しいくらいです(注:特定の国・地域にフォーカスしたコースを除く)。


イベントでも、National Weekといって、一週間まるごと各国・地域をフィーチャーするお祭りが頻繁にあります(National Weekの詳細はこちらのJapan Weekのレポートをご覧下さい)。
ここ半年でNational Weekが行われた国・地域はレバノン、日本、アフリカ、インド周辺諸国。今後半年はオランダ&ベルギー、イタリア、中華圏、ラテンアメリカ、ドイツ語圏のNational Weekが行われる予定です。

卒業後に働く国・大陸を変える人が非常に多いのもINSEADの特徴の一つです。
P1~P2の頃には、「志望業界より先に志望大陸を決めなきゃ」といった冗談を何度も聞きました。
企業側もそういったINSEAD学生の特徴をよく分かっているようで、グローバル大企業のGlobal Rotation Program(特定の国に縛られず、2~3年毎に世界を転々としながら真のInternational Management人材を目指すプログラム)採用がこころなしか多い気がします。
ちなみに、シンガポールキャンパスには、アジアで働いていたor働きたい欧米人が多くいます。

以上、思いついた点をいくつか挙げましたが、他にも何か思い当たるものがあったら随時書き足していこうと思います。