Sunday, May 30, 2010

INSEAD嫌いの皆さまへ

こんにちは、10J筆不精です。

卒業間際の僕をいまだ悩ます一つの質問があります。”Why INSEAD…?”
昨年夏に渡仏して以来、何回聞かれたかわかりません。

「いやぁ実はこういう経緯で、かくかくしかじか」

何回聞かれようが嬉々として語るべきところなのですが、これを聞かれる度なんとも言えない気分になるです。なにを隠そう、筆不精はINSEADが大キライだったのです。

ほぼ全ての学生が「I ❤ INSEAD」状態といっても過言では無く、ここ以外は出願さえ考えなかったいう学生も多くいる状況下、校内で本音を打ち明けることなどできようはずがありません。

「うーん、INSEADってなんとなくステキやん?」、1年近くこう誤魔化してきました。

受験前に10校以上のMBAスクールを訪問したのですが、INSEADは最も肌に合わないと感じた学校と言って差し支えないほど、フィットを感じませんでした。1年間に凝縮された質の高いプログラム、ランキングと上々の評判、優秀な教授陣、近代的で美しいキャンパス、フレンドリーなアドミの方達、、、何も文句はないはず。

でも合わなかったのです、学生さんたちの雰囲気が。なんかみんなキャピキャピ(死語?)してるし、そして何より勉強とかちょー大変そう(じゃあ大学院とか受験するなって話ですが、、)。

フィットを感じない学生達と1年間ものすごい勉強するとか、ドM以外には取り得ない選択肢です。しかしGMATを終え出願先を絞ろうとした矢先、天国のお師匠様が残してくれた言葉がふと頭をよぎります。

「若者よ、目の前に二つの道があるときは、迷わず険しい方をゆきなさい。」

当時、まだ駆け出しの社会人であった筆不精はこれを聞いたとき、心の中で叫びました。

「うそーん。」

しかし社会人人生を振り返ってみると、自身の成長に大きく寄与したのは、「身の丈を大きく超えたプロジェクト」であり「聞いた瞬間、卒倒しそうになった辞令」であったことに気付きます。

もう三十路だけど、もう一度足掻いてみるか、、、



そして今、1年前は大嫌いであったこの学校で卒業が目の前に迫っています。で、思うのです。

「あの選択は間違ってなかった!ついでにお師匠様も間違ってなかった!!」

居心地はやはり決して良くは無かったです。あまりのつらさにキャンパスから東京目掛け走って逃げたこともあります。走り疲れて正気に戻ると、東京までの残り距離は概算9728km。海もあるし、たぶん辿り着けません。

それでも予想以上の多くのことを学ぶことができました。これまで回りにいた人間からは絶対に出てこないような意見やアプローチの数々。自分がいかに小さい世界で生きてきたのかを思い知らされました。いまではINSEADのクラスメートはみんな愛すべきヘンタイ野郎どもです。

巷では「フィット感のある学校」に行くのが良いとされているようです。
僕はそう思いません。
INSEAD嫌いのそこのあなた、INSEAD出願を検討してみませんか?