30 December, 2019

雑記:INSEADでのリアルな恋愛とMBA受験のエッセイテクニック


  
19DUGです。初めての投稿にして最後になるかと思います。


さて今年ももう年の瀬ですね。MBA受験をされている方にとっては年末感もないほど非常に忙しく過ごされていると推察します。(かつては私もそうでした。。。)ゴールはあと少しです!是非最後まで走り抜けて欲しいと思います!

さて今回の話題はそんなストレスフルな受験中に少しでも息抜きになればと思い執筆しています。ほぼほぼ内容はどーでもいい事が書いてあるので、興味がなければ読み飛ばしてください。(少しエッセイ執筆の際のテクニック的な面には触れますが。)過去ログを辿っても学校恋愛について書いている記事は見当たらなかったので、これはこれで新たなINSEADの側面が見えることになるかもしれませんが。


INSEADって実は非常に恋愛が盛んな学校なんです。驚きですか?
特にFontyの人から話を聞いていると、ゴシップは日常茶飯事でSingyとの違いが非常に出るところの1つであると認識しています。
まずFontyでの恋愛はどんな感じかというと、みんな進んで恋愛を楽しんでいるイメージです。特にFonty はフランスのど田舎なので、他に何もする事がなく、恋愛に没頭してしまう環境があるからなのかもしれません。恋愛にも色々な形がありますが、そこも多種多様な付き合い方を体感できるのはFontyならではなのかと思います。一方でSingyはどちらかと言うと各自が学校以外での恋愛を楽しんでいて、学校内での評判や関係性を気にし、内部では恋愛関係になるような行動を比較的控えているような雰囲気を感じました。19Dの中で実際にカップルになった数を数えれば、圧倒的にFonty Starterの圧勝になる事でしょう。またアルムナイ等の話を聞いても、実際に学校で知り合い結果的に結婚したカップル数が想像以上に多いというのが私の所感です。
他の面で特に恋愛関係で印象に残っているのは、psychological issue in management (PIM)と言うクラスのケーススタディ。そのケースでは、INSEADで知り合ったカップルが卒業後に双方のキャリアと私生活をどのようにバランスしていくか、といったようなケースを議論したりしました。特に日本の価値観で生まれ育った私にとっては、基本的に女性が男性のキャリアについていくようなケースを多数見てきた為に、非常に驚きの連続であったのは今でも覚えています。


閑話休題。


さて今回の投稿では、自分が学校で経験した恋愛をどのように読み手にとって面白く描けるか、というのに焦点を置いています。ひいてはエッセイでこのテクニックを使って、アドミッションにとって印象に残るようなエッセイを書いて欲しいという思いも込めています。私自身もこれに似たテクニックを使ってエッセイを執筆しました。

受験生の皆さんに特に意識して欲しいのは、2点。
1.     書き出し
2.     ストーリー仕立て
を意識するのが特に重要です。

よくある受験生のありがちなエッセイのパターンとして、事実の羅列でエッセイを述べてしまう事。例えば、「私はコンサルで〜年、事業戦略策定支援を行なってきて、〜がきっかけで、今度は〜に進みたいから、足りてないスキルは〜と〜でMBAで学ぶ事でそれを補う事ができる。かつINSEADではこれが有名だから、それを学ぶためにINSEADが必要なんだ!」的な文章です。これ、本当にありがち。しかも読んでてつまらないんですよね。アドミッションは毎年何千ものエッセイを読んでいます。その中で、こんな陳腐なエッセイを読まされたら、あっさり読み飛ばしてしまう事は容易に想像がつくでしょう。なので、受験生の皆さんは、書き方が魅力的でついつい読んでしまう情緒溢れるエッセイを書く事が他の受験生との差別化に繋がり、ひいては合格に繋がることなる事を意識して欲しいと思います。


さてそれでは下記に、エッセイのように私の学校恋愛の一部を書いてみました。


【エッセイ本文】
201910月〜日。
それはP4最後のPrivate Equity のクラスだった。

目の覚めるような青のドレスを着た彼女が学校の大講堂の面前に立った時、僕は一瞬で目を奪われ、終始プレゼンの内容は全く入ってこなかった。

彼女を見て即座に親友の同じクラスを受けているオーストラリア/台湾人(W)にメッセージを送った。彼は例えるならゲームオブスローンのヴァリスのようなやつで、学校のあらゆる情報に精通していたからだ。
僕:「あの青いドレスを着たイケてる彼女は誰?」
W :「Dって言うんだよ。NY育ちの中国人だよ。MBBでインターンして、確かオファーもらってるって聞いた」
僕:「まじか。なんであんなにイケてる子、俺は今まで知らなかったんだろう」
W:「彼女はP4SIngyに来たんだよ。今からでも遅くないからアプローチしてみれば?」


これが最初に初めて彼女を見た時の話。 


どうですか?最初の書き出しかたひとつでその場の情景が浮かんできてエッセイに入り込んでしまいませんか?重要なのは、出だし
年号、季節、有名な引用、会話内容、何でもいいんです。印象に残っている事やエッセイの主張を最初に持ってきてエッセイを印象付けることで、読み手としてエッセイの印象がグンと良くなります。
またストーリー仕立てにする事で、最後までついつい読んでしまいませんか?これらを意識する事で、エッセイの仕上がり方が格段に変わります。是非、最後の最後にエッセイの隠し味にトライしてみてください。





え、最初に彼女を見てからその後どうなったかって?





ここでは詳細な話を書くのは控えますが、他の日本人の同級生達からは「UG1INSEAD生らしい生活をしたよね」と言われました。これはINSEADの恋愛の意味で褒め言葉です。
最終的に紆余曲折を経て、INSEAD生活最後の3ヶ月の間に、彼女とは恋愛関係になり、最近人生で初めて遠距離恋愛というものをスタートしました。INSEAD留学前には全くもって予期していなかった、国際恋愛なるものを経験する事に。



こういった側面もまた、INSEADの醍醐味の1つという事が伝われば幸いです。