こんにちは、11DのAsimです。
今回は、MBA ProgrammeのFormer Dean から聞いた少し興味深い話をご紹介したいと思います。彼はINSEADに来る前にHBSでも教鞭をとっていたのですが、曰く、HBSとINSEADはCentralizeされているか否かという観点で比較できるそうです。
まずHBSですが、極めてCentralizeされているということです。授業の内容も学校によって厳しく管理されており、Professorが授業で配布するHandoutもA4の1枚のみに制限されており、それ以上の資料を配布しようとすると、教授会(?)のようなところで許可を得ないといけないそうです(現在どうかはわかりませんが、少なくとも彼が在籍していたときまではそうだったようです)。Professorからすれば、かなり窮屈に感じられるそうですが、一方で学校側が授業の質をきっちり管理しようとしているともいえます。
一方、INSEADはDecentralizedであり、基本的にProfessorは自由に授業を組み立てることもできるらしく、Handoutも好きなだけ配布することができます。実際、同じ名前の授業でもProfessorによってケース等の材料や内容構成も異なったりしていて、良く言えば学校側がProfessorの個性を尊重しているといえるでしょう。ただし、授業の質がProfessorに大きく依存する分、授業毎の満足度のバラつきが生じ易くなる可能性も否定できません。勿論、INSEADでは学生がProfessorを評価するシステムが機能しており、そのようなケースは再発しないように管理されてはいますが。
無論、これはOfficialな話ではなく、どちらがいい悪いというものでもありませんし、また相対的にみてどうかという話ですのである程度誇張は入っていると思いますが、少なからずINSEADという学校のスタンスが表れているエピソードではないでしょうか。(個人的には、Professorも学生に負けず劣らずDiversifiedされており、かなり各々の特色が出ていて面白いです。)