「フォンテーヌブロー vs シンガポール」

 

徹底比較!!INSEAD「フォンテーヌブロー vs シンガポール」結局どっちがいいの?

ボンジュール!こんにちは、26JのR.Dです!

さて、今回は、INSEADへの入学が決まったとき、最初に突きつけられる究極の選択。「フォンテーヌブロー(フランス)か、シンガポールか」どっちがいいの!?を徹底解説したいと思います!!(拍手!)。

まず結論から言えば、どちらが「いいか」はあなたのライフスタイルと野心次第。両キャンパスには明確な「色」があり、それによってあなたのMBAライフは劇的に表情を変えます。今回は、日本人在校生たちの生の声を踏まえて、徹底比較します!(このコラムは、あくまで筆者である日本人目線での記載になることご容赦ください)。


① 住環境:フランス映画の住人か、都会の楽園か

フランス・フォンテーヌブロー:INSEAD村での牧歌的ライフ

ここは、街全体がINSEADのキャンパスと言っても過言ではありません。学生は森の中の歴史あるシャトー(城館)や、フランスらしい華麗なアパルトマンでシェアハウスをしたりと、基本的にキャンパスから徒歩で通学するのがデフォルトです。

  • Pros:
    • 「とにかく学生同士の距離が近い」:買い出しのスーパーでも、カフェでも、フォンテーヌブロー城の広大なお庭や森をランニングしていても、必ず誰かしらに会います。この「常にコミュニティの中にいる」感覚は、人間関係の熟成速度を爆速に高めます。
    • 「パリ・欧州全域に気軽にいける」:INSEADは、パリから電車で45分ほどのところに位置している為、週末も電車(電車賃はたったの2.5€!)でふらっとパリまで遊びに行くことができることは大きなメリットです。憧れのパリが日常になるこの感覚は、フォンテーヌブローキャンパスならではだと思います。また、日本人にとってはなかなかいきづらいヨーロッパが、飛行機で1~2時間の距離なので、週末は皆欧州各国への旅行を楽しんでいます。
    • 「MBAのダイナミズムを感じられる」:フォンティーは学校のサイズがシンガポールよりも大きいです。毎年キャンパスエクスチェンジが始まる以前のP1及びP2の人数は、フォンティー350人、シンギー150人程度となります。その為、各国偏りなく世界中の国々から集まる規模のダイナミズムは、Fontyスターターの方が感じやすく、「ザ・MBA」な体験を味わうことができます。
  • Cons: 
    • 現代的な便利さは忘れてください。コンビニは存在せず、日曜日は街が沈黙します。また、不意の怪我で病院にかかると、フランス語の壁と特有の医療システムに直面し、「異国の洗礼」を浴びることになります。私は40度近い熱が出ても、若いから寝て直せ、と言われ、気合で耐えました(一応、病院もあります、、、が、5時間ぐらい待たされます(笑))。私の場合は、同級生がみんな側にいたので、薬やらご飯やらを持ってきてくれ、みんなのやさしさに涙が溢れました。Merci!
  • Cost Tip:
    • 「宿泊費」:月額 €900〜€1,300 程度(16~24万円、1€=183円換算)。INSEAD生は世界中から集まる同級生との国際交流を楽しみたい、というマインドセットな為、シェアハウスをするのがマジョリティで、「F・R・I・E・N・D・S」のような生活が送れます。私はシルバニアファミリーのような「サラマンダーハウス」というお家で国際色溢れる愉快な8名(アメリカ、コロンビア、インド、ブルネイ、ジョージア、ポルトガル、サウジアラビア、日本)と暮らしていました(筆者が住んでいたサラマンダーハウス:https://salamander-house.weebly.com/)。
      • ※INSEAD豆知識:フォンテーヌブローの家探しは、基本的にINSEAD生向けに設立された不動産仲介会社(「MBA housing」「Fonty Housing」)等を通じて行います。そしてINSEAD生向けに家を貸し出しているオーナーのほとんどはなんと、INSEADアルムナイになります!つまり、INSEADを卒業し、世界で活躍し、財を成し、INSEADコミュニティに還元すべく、フォンテーヌブローのお家を購入し、次世代のINSEAD生に割安で貸し出す!という温かいINSEAD経済圏が確立しております。私の住んでいたサラマンダーハウスは、なんとINSEADで出会い、国際結婚した日本人とフランス人のINSEADご夫婦がオーナーでした!感激!!
    • 「食費」:月額 €400〜600 程度(7万円~10万円、1€=183円換算)。フランスといえば、美食の国!!毎日おフレンチが味わえるのでは?と期待しているあなた!あま~い!円安の影響で、基本的に外食はめちゃくちゃ高い(一食最低2,000円以上は覚悟)。ですので、学食以外はほとんどは自炊になるかと思います。それでも工夫をすれば、自炊でも十分おいしいご飯は味わえ、筆者は近くのスーパーでアボカド、ステーキ、卵、野菜ミックス、バナナ、シリアル、ライス(タイ米とかになります(笑))、クロワッサン(フランス感!!)等を買い込み、朝と夜は毎日同じご飯を食べておりました。ランチは基本学食で食べることになります。学食では世界の料理がふるまわれ、今日は何があるんだろう!という楽しみにもなりますが、基本的に日本人の口に合うようには設計されていないので、そこはあしからず。(笑)

ハウスメイトのサプライズバースデー会(サラマンダーハウスにて)
フォンティー日本人会(ハウスパーティーが基本)
フォンティー学期末クラス会(こちらも同級生のシャトーでパーティー)
週末のパリ散策


シンガポール:洗練された都会の楽園ライフ
一方のシンガポールは、MRT(地下鉄)が網の目状に走る大都市。キャンパスを一歩出れば、そこはテックやスタートアップが集積するハイテクビジネスパーク「ワン・ノース」地区です。徒歩圏内に住む人もいれば、シンガポールの中心部に住み電車で通う人など様々ですが、フォンティー比ではシェアハウス率は少なく、一人暮らしが多い印象です。
  • Pros: 
    • 「最高レベルのQOL」:何でも揃います。そして、とっても安全です。深夜まで開いているレストラン、多国籍なナイトライフ。プール・ジム付きのコンドミニアム生活は、多くの学生にとってQOL(生活の質)の極致です。
    • 「就活がしやすい」:MBA留学する人の多くがキャリアチェンジを目的としているのではないでしょうか。当然日本人でも欧州就活勢は一定数いるものの、現実はなかなかビザや言語、市況の問題でハードルが高く、日本を中心に就活をする、という方が多数を占めると考えます。その様な観点では、August Intakeにとっての就活の時期であるP3~P5では圧倒的に「距離」と「時差」のメリットを有するシンガポールに軍配があがります。
    • 「一体感が生まれやすい」:フォンティーとは打って変わり、シンギーキャンパスは学校のサイズもフォンティーよりも小さいこともあり、全員が顔見知り状態になります。その為、フォンティースターターに比べ結束感・一体感が生まれやすい傾向にあると感じます(勿論、フォンティースターターも仲良しだよ!)。
  • Cons: 
    • 学生が島内に分散して住むため、フォンティーのような「偶然の再会」は稀です。飲みに行くにも予定調整が必要で、学校に行く以外は、フォンテーヌブローのような「ドアを開ければクラスメート」という奇跡的な密着感は期待薄かと思います。
  • Cost Tip: 
    • 「宿泊費」:月額 SDG1,700〜SDG2,500(21万~30万円、1SDG=124円換算)。基本的に家賃が高騰していることに加え、円安の影響で、フォンティーよりも高めです。また、部屋の大きさは、都会のシンガポールということもありフォンティーに比べて狭いです。が、コンドミニアムはきれいで、コンビニなども併設されていたりと、生活レベルは高いと思います。
    • 「食費」:月額 SDG300〜500 程度(4万円~6万円、1SDG=124円換算)。基本的にシンガポールは、コンビニやホーカーセンター(廉価な飲食の屋台や店舗を集めた屋外複合施設)がそこら中にあるため朝、昼、夜と食費を抑えられます(円安にはありがたい!)。当然学食もあり、メニューも充実。フォンティーと比べてありがたいことは、基本的に全て日本人の舌に合うこと。従い、シンガポールの方が、食のバラエティーは圧倒的に多い、というのがメリットかと思います。ただし、やはり家賃がかなり高いので生活費全体ではフランスより 15〜30%ほど高くなる感覚です(私費生にとっては、正直学費が高すぎて、生活費は誤差として捉え始める現象がおこるなど、金銭感覚はバグってきます)。
同級生のバースデーパーティー(シンガポールの会場は、都会コンドミニアムの屋上です)
シンギ―日本人会(外でBBQが基本)
ランニングクラブで朝ラン!マリーナベイサンズ前でパシャリ
INSEADのアントレ・PE・VCプログラムの一環で、INDIA Trekに参加した際の最終日のパーティー(シンガポールから近かったので、参加。クルーザーを貸し切り、インド洋でチルりました) 

② 勉強:どこにいても世界最高峰の「INSEADクオリティ」
  • 「教鞭の共通性」: 教授陣は常にフランス・アブダビ・シンガポールの全キャンパスを飛び回っており、授業のクオリティー、コンテンツ、評価基準も完全に同一です。フランスの自然に囲まれた教室で議論しようが、シンガポールの都心の教室でケースを解こうが、徹夜で課題を仕上げるエキサイトメントと達成感は世界共通です。
  • 「インフラの共有」: 図書館の電子ジャーナルから就職支援ポータルまで一元化されており、どこにいても「世界トップクラスの学びとネットワーク」の恩恵を平等に受けられます。
③ キャンパスエクスチェンジ:移動は戦略的に!
INSEADは10か月を2か月ごとに区切った全5タームに分かれています(P1~5と呼びます)。P1~P2はホームキャンパスで過ごし、P3以降にキャンパス移動が可能になります。夏のAugust Intake(Jクラスと呼びます)か冬のJanuary Intake(Dクラスと呼びます)かで移動の理由も変わりますが、キャンパスを移動する理由は大きく分けると3つ。①気候、②就職活動、③旅行になるのかなと思います。
まず一番多い理由が気候です。え、就職活動目的が1番じゃないの!?と思われるかもしれませんが、みんな思ったより動物的に行動しています。(笑)というのも、基本的にフランスの冬は極寒です。あらゆる人間の根源的なモチベーションを下げてくる寒さに襲われるので、皆、フランスの冬を逃れる為にシンガポールに移動し、フランスの素晴らしい夏を味会うために、フランスに舞い戻るというなんとも人間的・動物的な理由でキャンパスを移動します。
続いて、2番目に多い理由が就職活動。就職シーズンのP3以降は就職したいジオグラフィーに沿って一番時差・距離的に近いキャンパスを基本的にINSEADは推奨しています。日本やシンガポール等アジアでの就職を狙うならシンガポールキャンパス、欧州での就活ならフランスキャンパス、中東であればアブダビキャンパス(JはP3、DはP4のみ)、アメリカならWhartonやKelloggとの交換留学(こちらもJはP4のみ、DはP4 かP5で選択可能)が推奨されます。
最後は、旅行。欧米人はまだ見ぬ世界を求めアジアへ、アジア人は欧米へという還流が起こります。日本は最も人気な旅行先の一つなので、高確率でお勧め教えて!と依頼されるので、入学前にオリジナルの「日本旅行ガイド」を作成していると、人気者になれるかも!?
ちなみに26Jの8月intakeであった私は、P1~2をフランスで過ごし、P3~P4をシンガポール、P5を再度フランスで過ごすという渡り鳥のようなMBAライフを過ごしています。

まとめ:結局どっちが「最高」?
フランスが最高なのは:
世界一ダイバーシティ溢れる環境で「F・R・I・E・N・D・S」的共同生活と温かさを味わいつつ、週末のパリで自由を謳歌するなら、フォンテーヌブロースタートがお勧めです。
シンガポールが最高なのは:
アジアのダイナミズムを肌で感じ、最高レベルの治安と生活環境で、バカンスライフを味わいたいならシンガポールはまさに天国です。

どちらのキャンパスを選んでも、間違いなくあなたの人生で最も過酷(!?)で、最高にエキサイティングな10ヶ月が待っています。自分の価値観やライフスタイルに合わせて柔軟にキャンパスエクスチェンジが可能なのは、間違いなくINSEADの最大の強みの一つです。あなただけのオリジナルのINSEAD生活を満喫することを願っています。




























Popular posts from this blog

26J 在校生紹介

INSEADを振り返って:良かった点、注意すべきだと思った点

INSEAD 19D Japan Trip – The Trip of a Lifetime –