10 December, 2020

Japan Week 2020!

20DのTakaです。私達のIntakeは来週12/18(金)に卒業式を迎えるのですが、今回は11/30-12/4にフォンテンブロー・シンガポール両キャンパスで行われた20D日本チームによるNational Weekである"Japan Week"のご報告をしたいと思います。


National Weekとは半年に1度実施される学生主催のCultural Festival (文化祭?)で、毎回3つの地域及び国が選出され、選ばれたチームは1週間、INSEADを代表して様々な企画を行い自国の文化を他国の学生達にアピールします。(参考:19D China Week / National Weekとは


ご存じの通り、INSEAD MBAには約90ヵ国1000人の学生が在籍しており、その中から3つしかないNational Week企画枠を勝ち取るだけでも大変競争率が高いのですが、INSEAD生の日本文化への興味の高さと日本チームの猛アピール(とコロナ禍での参加国の異常な少なさ)によって奇跡的に日本単独の「Japan Week」が2012年以来8年ぶりに開催されました!


今回、Japan Weekへの応募のきっかけの1つには、Japan Tripの中止が大きかったように思います。Japan Tripは日本チーム主導で半年に1度企画されており、参加者は多い時で80名程度と大変人気のイベントでした。(20J Japan Tripの様子)
COVID-19の拡大を受けてJapan Tripの実施が現実的に難しくなる中、卒業が近づくにつれ「このままINSEADに何もせずに卒業するのか…」と意気消沈していたところ、日本人同期が「Japan Weekに応募しよう」と言ってくれたのは大変嬉しかったのを今でも覚えています。


無事、National Week開催国に選ばれた日本チームですが、ご想像の通り、コロナ禍での企画は前例のないチャレンジでした。現状100%オンライン授業のフォンテンブローキャンパスはもちろん、一部対面授業を実施しているシンガポールキャンパスでも厳戒なソーシャルディスタンス体制をとっており、例年のような大人数で行う集会型イベントはできません。それでも、日本の魅力を一緒に体験してほしいということで"Live"に拘り、日本を代表する文化「衣・食・酒・音楽・笑い」に関する企画をお届けいたしました。
当日の様子を以下にご紹介します。


イベント当日の様子

●Day 1 - 11/30 (月): Guest Talk - Japanese Fashion Industry

初日のテーマはファッション。
第一部はSemohの上山様にゲストスピーカーとしてご参加いただき、日本のファッションブランドの歴史や人気の秘密、海外展開におけるチャレンジ等をお話しいただき、クラスメイトから来る多くの質問に答えていただきました。(上山様、ありがとうございました!)


第二部は日本チームでファッション業界出身の同期から、如何に日本市場が海外と異なるかを日本人のGroupismやメディア文化の観点からカスタマーインサイトを紹介してくれました!


●Day 2 - 12/01 (火): Live Streaming - Japanese House Music

二日目のテーマは音楽。
日本のナイトシーンを日本チームが誇るDJ達が忠実に再現、1時間にわたるDJライブストリーミングを行いました。



●Day 3 - 12/02 (水): Nintendo Game Competition (オンキャンパス)

三日目のテーマはエンタメ。
しかし、現地でテストまでしたものの、まさかの学校の実施許可が下りず見送りに…。
みんなとキャンパスでマリオカートやスマッシュブラザーズをしたかった…残念!


●Day 4 - 12/03 (木): Live Cooking - Karaage, Omurice, Potato Salad

三日目のテーマは食。
レシピを事前配信した上で、日本チームが日本の代表的家庭料理である唐揚げ・オムライス・ポテトサラダの料理風景をシンガポールからライブ中継!リアルタイムで一緒に作ってくれたグループやフォンテンブローから参加してくれたグループもあり、ONE INSEADを感じる素敵なイベントになりました!


  

●Day 5 - 12/04 (金): Sake tasting nights (シンガポールキャンパス)

最終日シンポール編、テーマは酒。
今回のJapan Weekで唯一キャンパス内で開催することができた、利き酒イベント。Japanese Sakeの人気は絶大で、先着30名の枠を設けたところあっという間に埋まってしまいました。
日本各地の酒蔵から選んだ3種類の日本酒を準備し、それぞれの特徴を説明してから味わってもらい、最後には利き酒ゲームも。参加学生たちは自分の好みの味を見つけたり日本酒の奥深さを知ったり、思い思いの楽しみ方をしていました。
また、イベント中には主催者メンバーは浴衣を着てクラスメイトには法被を着てもらい、お祭り気分を演出。日本の「おもてなし」を存分に感じてもらうことができました。









最終日フォンテンブロー編、テーマは笑い。
日本の平成を代表するお笑い番組3本をオンライン配信(英訳付き)し、簡単な解説をはさみながら一緒に見る企画。笑いどころって世界共通で、細かい言葉のニュアンスが伝わらなくても面白さは伝わるというのは新しい発見でした。笑
クラスメイトの中には日本のお笑いのファンもいて、とても盛り上がるフィナーレとなりました!




●その他
日本食レシピを作って食堂に日本食ランチを提供してもらったり、J-PopやJapanese Underground Musicのプレイリストをキャンパスで流してもらうなど、パーティ禁止のオンラインイベントメインでありながら多くの注目を集めることが出来ました。


お陰様でイベント全体として総勢80名以上の学生に参加いただくことができ、大人気の日本文化をより身近に感じてもらえたように思います。


20D Japan Weekを振り返って

今回、過去初めての世界的パンデミック下でのJapan Weekとなったわけですが、その中での学びや気づきを総括として整理したいと思います。

1. オンラインメインのイベントも悪くない!
一体感を持ち辛いオンラインやソーシャルディスタンス体制だからこそ、幹事一人一人がいつも以上にどうしたら一緒に楽しんでもらえるか、日本式のホスピタリティを改めてを考える良い機会になりました。その結果、オンラインでも参加した同級生からも概ねポジティブな反応をもらうことが出来たのは本当に安心しました。

また、オンライン主体のイベントならでは利点としては、フォンテンブローにいながらシンガポールのイベントに参加したり、見逃してもレコーディングを後から見るチャンスがあるのはでした。通常、距離や時差、グループの違いから、分断されてしまいがちなフランス組とシンガポール組ですが、キャンパスを超えた一体感を幾ばくか作り出すことが出来たように思います。(勿論リアルでイベントをやりたいのは山々ですが…)


2. INSEAD Communityの強さを再確認!
今回、一人ではこんな企画できなかったなと思うことが多々あり、INSEAD 20D同期のチームワークに助けられるとともに、改めて一人一人の多才さに驚かされました。更に、Alumniやスポンサー企業の皆様には多大なるご支援をいただき、INSEAD Communityが如何に多くの方に支えられているかを実感することが出来ました。
今回もキャリア・インキュベーション様、Adam Markus様、Concord Executive Group様、Edogijuku様をはじめとする多くのスポンサーの方々にご支援頂きました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。



さて、まもなく卒業式を迎える私達20Dですが、今年はコロナ禍の影響で卒業や就職を3月以降に延期をする学生が多くおります。私も少し延びた学生生活を活かしていくつかのイベントを水面下で企画していきたいと思っておりますので、実現した際は是非ともまたブログでご報告ができればと思います!