14 May, 2010

イタリア人の女好きは鉄板

こんにちは、またまた10J の筆不精です。今日は国別ステレオタイプの話です。(今回もどうでもいい話なので、暇な人以外は決して読まないでください。)



INSEADでは各国のステレオタイプの話がよく話題に上り、授業でとりあげられることもしばしばあります。日本人はマジメでメガネとか、フランス人は絶倫のくせに全く仕事しないとか。しかし、筆不精はこのステレオタイプの発想が大嫌い。個性のバラツキを考えたら、こんなものは役に立つどころか変な先入観を持って物事を見てしまう危険性が高まるのではないかと思うのです。

そんな中、“このステレオタイプだけはガチ”と思うものがあります。そう、それがイタリア人の女好き。

INSEAD-10Jのイタリア人同期には、一見してジローラモのような色気ムンムンな奴は一人もいません。「やっぱイタリア人がみんな遊び人なんてウソだよ。」、最初はそう思いました。同じグループで勉強することになったイタリア人P君もそんな一人。某トップコンサル出身で、有名大学にて既にマスターを2つとっているガリ勉&秀才君です。とにかく何事にも細かい完璧主義者。

しかし、そんな彼にもやはり流れているのです、イタリア人の血が。一緒にご飯に行くと必ずウェイトレスをナンパするし、女性クラスメートへの繊細な気遣いにはただただ感服するのみ。興味深いのは、必ずしもナンパしている女性達を気に入っているわけではない、というところ。せっかくゲットした電話番号も何もせず捨ててしまったりしているのです。聞いてみると、だれかれ構わずナンパするのは“本能みたいなもの“らしく、ほぼ無意識のうちにしているらしいのです。うーむ、理解不能。

話は変わりますが、そんな女性に優しいイタリア人P君は、筆不精のぶっきらぼうな女性の扱いがとにかく許せない様子。ことあるごとに言動を直され、具体的な指摘をしてくれます。

筆不精:「おばさん」
P君: “Experienced” と言いなさい(怒)
筆不精:「今日はいつも以上に怖い顔してるよ」
P君: 「疲れているんだね。ゆっくり休んだ方が良いよ」、でしょ!

まるでモテ男養成講座です。こんなやりとりを半年以上かさね、いまや筆不精も立派なイタリア紳士。日本に帰ったらさぞモテまくるに違いありません。そして、ついに来ました特訓の成果を生かす時が!一時帰国に合わせ設定した合コン2連荘、相手にとって不足なしです。

意気揚々と合コンに臨んだものの、筆不精はすぐに異変に気付きます。何かがおかしい、、、軽快なイタリアンジョークにうっとりどころか、明らかに冷たい視線が。。これはオレがアラサー&ニートだから?それとも??

いくらトニーさんがジローラモさんの真似をしても決してモテないように、ごく一般的日本人が背伸びしてもイタリア人にはなれないのです。こんな当たり前のことを、身をもって知った春休みでした。。。