Sunday, May 30, 2010

INSEAD嫌いの皆さまへ

こんにちは、10J筆不精です。

卒業間際の僕をいまだ悩ます一つの質問があります。”Why INSEAD…?”
昨年夏に渡仏して以来、何回聞かれたかわかりません。

「いやぁ実はこういう経緯で、かくかくしかじか」

何回聞かれようが嬉々として語るべきところなのですが、これを聞かれる度なんとも言えない気分になるです。なにを隠そう、筆不精はINSEADが大キライだったのです。

ほぼ全ての学生が「I ❤ INSEAD」状態といっても過言では無く、ここ以外は出願さえ考えなかったいう学生も多くいる状況下、校内で本音を打ち明けることなどできようはずがありません。

「うーん、INSEADってなんとなくステキやん?」、1年近くこう誤魔化してきました。

受験前に10校以上のMBAスクールを訪問したのですが、INSEADは最も肌に合わないと感じた学校と言って差し支えないほど、フィットを感じませんでした。1年間に凝縮された質の高いプログラム、ランキングと上々の評判、優秀な教授陣、近代的で美しいキャンパス、フレンドリーなアドミの方達、、、何も文句はないはず。

でも合わなかったのです、学生さんたちの雰囲気が。なんかみんなキャピキャピ(死語?)してるし、そして何より勉強とかちょー大変そう(じゃあ大学院とか受験するなって話ですが、、)。

フィットを感じない学生達と1年間ものすごい勉強するとか、ドM以外には取り得ない選択肢です。しかしGMATを終え出願先を絞ろうとした矢先、天国のお師匠様が残してくれた言葉がふと頭をよぎります。

「若者よ、目の前に二つの道があるときは、迷わず険しい方をゆきなさい。」

当時、まだ駆け出しの社会人であった筆不精はこれを聞いたとき、心の中で叫びました。

「うそーん。」

しかし社会人人生を振り返ってみると、自身の成長に大きく寄与したのは、「身の丈を大きく超えたプロジェクト」であり「聞いた瞬間、卒倒しそうになった辞令」であったことに気付きます。

もう三十路だけど、もう一度足掻いてみるか、、、



そして今、1年前は大嫌いであったこの学校で卒業が目の前に迫っています。で、思うのです。

「あの選択は間違ってなかった!ついでにお師匠様も間違ってなかった!!」

居心地はやはり決して良くは無かったです。あまりのつらさにキャンパスから東京目掛け走って逃げたこともあります。走り疲れて正気に戻ると、東京までの残り距離は概算9728km。海もあるし、たぶん辿り着けません。

それでも予想以上の多くのことを学ぶことができました。これまで回りにいた人間からは絶対に出てこないような意見やアプローチの数々。自分がいかに小さい世界で生きてきたのかを思い知らされました。いまではINSEADのクラスメートはみんな愛すべきヘンタイ野郎どもです。

巷では「フィット感のある学校」に行くのが良いとされているようです。
僕はそう思いません。
INSEAD嫌いのそこのあなた、INSEAD出願を検討してみませんか?

Saturday, May 29, 2010

ナショナル・ウィーク開催合戦


10Dの日本ファンです。はじめまして。あまりのすることの多さに
圧倒され今まで一度も投稿できていなく、初めての投稿になります。
すみませんでした。
筆まめさんのような素敵なペンネームがあればいいのですが、
私の場合は、日本が純粋にとても好きで、日本の良さをINSEADの
クラスメートに伝えるのが使命だと本気で思っているので、
日本ファンとしてみました。
(扇風機のfanではありません)

先週はナショナル・ウィーク開催の4枠(1学期につき2枠)を
10カ国で競う大プレゼンテーション大会がありました。
学期が始まったばかりで何かと忙しくしている中
(特にシンガポールとフォンテンブローキャンパスを
移動した人にとっては、新しい生活設営に
四苦八苦している中)、開催のお知らせが来たのも
とてもshort noticeで、各国それぞれみんながみんな
準備に翻弄されました。(生徒会ももっとみんなの
スケジュールを考えてほしいと思ったのは私だけではありません!)

出場国は10カ国。しかし、カナダが直前に辞退したので、
実質9カ国で4枠を競いました。INSEADでは日本人人口が
他国に比べ少なく、とても日本だけではマンパワーが足りないので、
我々日本チームは、韓国とタイアップしました。
お互い、文化も食べ物もsimilar,but very differentと
認識しているので、Korea vs Japanという形で出場しました。
こういう形のタイアップは新しいので、
クラスメートたちの受けが良かったです。
結果として、日韓の親睦が一層深まったのも嬉しいことです。

ほぼ一週間未満しか準備期間がなかった中、
プロモーションビデオを作成し、衣装(浴衣など)、
小道具(太鼓)、スタンドで配る食物、お菓子、お酒、
折りヅルetcを用意しました。もちろん授業もあるので、
勉強もしつつ、コアメンバーは毎日朝4時くらいまで
作業に取り掛かり、なんとか時間に間に合わせました。

さて当日(以下フォンテンブローキャンパスについてです)。
講堂でおとなしく各国のプレゼンを順番に見るのかと
思っていたら、、、めちゃくちゃです(笑)。(写真参照)
机の上にみんな立ち上がり踊りまくり、後ろからはステージが見えない、
organizerの指示が聞こえない、投票の紙が正しく配られていない、
投票箱がどこにあるか誰も知らない、ないないづくしで日本人の感覚
ではあまりにも無茶苦茶なのでイライラしました。
こんなので民主主義の投票ができるのか?!と不安になりました。
(日本では考えられないいい加減さに苦笑)
それ以前にまず開始時間になってもみんな来ない、
ITトラブル+プレゼン規定時間を守っていない、などで、
トップバッターのアフリカが終わった頃には既に
4カ国分の時間が過ぎていました。盛り上がればそれでいいのかも
しれないけど、全部で9カ国が出場するのであんまり長々と時間を
取られても困るわけです。ぴったり15分のプレゼンをしたのは
日韓チームのみ(我ながらさすが日韓と思います。)でした。
あまりにも遅いので、最後のチームのインドのプレゼンの頃には
半分以上の人が既に家に帰っていました。

我々はカラフルな浴衣と民族衣装で登場、そして韓国勢が
用意してくれた太鼓のパフォーマンスで他国との差別化を図り、
大好評でした。多くのクラスメートが駆け寄ってきてくれ、
"You guys were amazing!"と言ってくれました。
何人かはわざわざ"I will vote for you guys."
と言って目の前で投票してくれました。

結果。クラスメート達の温かい声援にも関わらず、
残念ながら上位4カ国は
①インド②レバノン③アフリカ④オランダ&ベルギーになってしまいました。
日本は惜しくも5位でした!!!!!!!!!!ほんとに惜しいです。
ご協力くださった皆様には本当に申し訳ないですが、
ベストを尽くしたけれども、
もともと人口の差も影響しているのも否めません。
INSEAD日本人人口に比べ、
インド人は7倍、オランダ+ベルギー人は5倍、レバノン人+周辺国は4倍も
いるのですから、日本人は少ないのによく頑張ったと思います。
(自分で言うのもなんですが)
インドのプレゼンまで残っていた人は少ないのに、なぜインドが1位
なのか?それはインド人+インド系XX人人口の多さを物語っています。
INSEADでは日本に興味を示してくれるクラスメートがたくさんいます。
彼らは日本が入らなかったことに関してとても残念がってくれました。

今回は残念でしたが、別な形で日本を紹介したいと思っています。
(既にPlan B作成中)
新鮮で多彩なJapanese dishes、最先端のfashion、
きめ細やかなservice、テクノロジー、アニメなど、
人々を惹き付ける素晴らしいものが日本に
揃っています。
次の代の日本人チームが次回戦う時はぜひ情報を
共有していきたいと思います!

最後に、ご協力くださった皆様、大変ありがとうございました!!!!!
ひとりひとりの方々のご協力がなければ実現できませんでした。
我々のgreat team workに乾杯☆

Friday, May 28, 2010

子供&INSEAD

10J筆まめです。順番的に10J筆不精さんが投稿するのを待っていたのですが、その名のごとく本当に筆不精なのでしょうか、個人的に待ちきれなくなっての投稿です。

今日は「はたしてINSEADと子育ては両立できるのか」について事例を紹介しながら少し考えていきたいと思います。

私の場合は子供たちがわりと大きくなってからのMBAですが、友人でINSEAD生ながら出産した女性が2人います。その方たちのケースを紹介しましょう。

より衝撃的なケース:フランス人女性、32歳。初産。P2試験中だったため破水後もテストを受け続けた。出産の翌日にも試験があったがこれはさすがに休み、ちょうど冬休み(3週間)に入ったため3週間後に社会復帰してすぐに試験を受け直した。今後離婚予定。P1からP5までブランクなし。現在生後4カ月になる赤ちゃん(♂)は一緒に住んでくれている実母が平日お世話をしてくれる。お母さんは毎週週末パリに帰ってしまうので、週末は一人で赤ちゃんの世話をしている。

より衝撃の少ないケース:
フランス人女性、30歳。初産。P1は私と一緒に受け、P2からP5までは1つ下のプロモーションと共に受けている。つまり、昨年11月から今年2月末まで産休。4カ月間のブランクのためMBA生活は本来10カ月のところ16カ月になる(夏休みをはさむことになってしまったため)。出産時に硬膜外麻酔を使用したが麻酔医がいわゆるデュラパン(dural puncture:硬膜を破って脊髄液がもれる状態にすること)をしたため退院が延期となった。現在赤ちゃん(♂)は平日の日中近所に住む「保育ママ」に預けられている。夫婦円満。

前者は初産後3週間で学校に復帰してきた直後に一部のP2の再試を受けているわけです。出産後3週間というと日本ではまだあまり外出もせず家でゆったりと赤ちゃんと過ごす雰囲気があります。まだ赤ちゃんは昼夜の差を理解してくれないので自分の睡眠も不定です。さらにその方は今後シングルマザーになる予定です。その方の話を聞いたときは心底驚きました。後者はまだ穏やかなストーリーですが、それでもかなり大変な思いをしているようです。

その他、ご主人が大学院生や青年実業家でわりと時間的に余裕があり自由の利くご家庭は子供の世話を日中ご主人が請け負っているところもあります(個人的に3組くらい知っています)。ご主人が仕事で忙しいおうちは住み込みのナニーを雇ったり、実母が応援にきたりしています。夫婦とも同時期にINSEAD生の方たちもやはり日中ベビーシッターさんにお世話になっているようです。

女性向けに話をしましたが、お父さんも頑張っているINSEADです。INSEAD中に奥さんが出産した子育て真最中パパや、子供たち2人のお世話を奥さんと協力し合いながらこなしている成績優秀者パパもいます。

ようは、INSEADではみんなスーパーピープルです。

Monday, May 17, 2010

Building Business in India

10JのSNです。
筆まめさんと筆不精さんの後で若干書きにくいですが、今回はP4とP5の休み中にあったelective、「Building Business in India (BBI)」について投稿します。

INSEADのcore valueのひとつにentrepreneurshipがあります。P3から選択科目になりますが、entrepreneurshipの授業が結構目立ちます。また、先日のLeadership Summit Europe 2010 (http://www.insead.edu/events/leadershipsummitEurope2010/index.cfm) でも焦点となりましたが、INSEADではemerging marketの重要性が取り上げられ、これらの国々でどのようにentrepreneurshipを発揮するかが多くテーマに挙げられます。

それを象徴するかの如く、これらの国々を実際訪問し、現地の企業・起業家やカンファレンスに参加し見聞・ネットワークを広める選択科目がINSEADにはいくつかあります。India, China, Brazil, Silicon Valleyなどありますが、私は個人的にIndiaに興味があったので、BBIに参加してきました。

コース自体は5日間。前半2日間はデリー近郊のグルガオン。後半3日間はムンバイ。私はそれにバンガロールの訪問と、Taj Mahalのツアーを追加しました。

コースでは、インドの商工会議所でインドの経済状況についてレクチャーを受けたり、インドの監査法人にてインドの法制度について学んだり、またインド人Alumniからインドの宗教・カーストの現状やインドビジネスに関する概要等について説明があったりと、インドのビジネス・社会の概要を効率的に把握することができました。
その他にはインドの起業家達やインドに投資しているAngel/VC/PE Fundの人達から夫々のビジネスについてプレゼンしてもらい、現在のビジネス課題について討議したり、HeroHondaというHondaのバイクの合弁会社の工場を視察したり、映画Slumdog MillionaireのモデルとなったSlumを見学したりと、盛りだくさんでしたが5日間で相当インドの理解が深まりました。

個人的に新興国に行った事がなかったので、なかなか新鮮でした。
一台のバイクに家族4人が乗っていたり、牛が道路を横切っていたり、そこらへんで人が寝ていたり、停電で商店が暗がりだったり、食べる食事が全部辛かったり、外人プライスとローカルプライスがあっていちいち値切らなければならなかったり、挙げれば切りがないですが、総じて人々のパワーを感じた旅でした。
特にSlumの人達は貧しいながらも、笑顔で毎日を力強く生きている印象を受けました。

これからelectiveを選択される方には「Building Business in XX」をお勧めします。
(参加するだけで、0.5 Creditですし。。。)
中国に行ったクラスメートはExpoに参加してきたみたいです。
インドの行かれる方は、食事には十分注意してください。私は歯磨きでもミネラルウォーターを使いましたが、結局お腹を壊しました。(泣)
諦めて、早くIndianizeした方が良いのかもしれません。

Saturday, May 15, 2010

スーツケースの中味

10Jの筆まめです。INSEADの一年間をFontainebleauのみで過ごしています。

さて、私の前エントリー筆不精さんの前エントリーとどうでもよいネタが多いので、今日は実用的な内容でお送りしたいと思います(ずっと昔のINSIDE INSEAD投稿の内容とかぶります)。

OECDのメンバーとして長年経過したこのフランスという国、住んでみると個人的にはまだOECDとして認められてはいけないのではと思ってしまいます。つまり日常的に「ココは発展途上国?」と感じることが多々あります。ASさんが以前投稿しているようなサービス精神の欠如もさることながら、日用品でも「・・(目が点)」となることが多々あります。

こだわりが強い場合は持参したいもの(注:個人的趣味も多数含む)
1.サランラップ:70年後半のアメリカの製品並みの低品質。箱から引っぱり出すときは引っぱりづらいわ、いざ切ろうとすると逆にのびのびになるわ、お皿に巻こうとすると浮いてくるわ。私は低品質の台所用品に対してアレルギーがあるので、サランラップは一年分日本から持参しました。現在最後のクレラップを使用中で、滞在中あと2カ月で切れたらどう生き延びようか検討中です。
2.便座カバー:寒い冬の間、おしりが暖かいほうが良ければご持参ください。確かに冬の夜中のトイレは寒いので。
3.洗顔フォーム:こちらの洗顔剤は泡立ちません。お肌をあわあわにして洗顔するのが好きな人はビオレなどお持ちください。
4.マヨネーズ:こちらのマヨネーズはマスタード入りなので、少しぴりっとします。そして、星形に出てくることはまずありません。
5.筆記用具:Virgin MegastoreなどFontainebleauにはない大手になら筆記用具の種類も比較的豊富ですが、ITOYAのようなセレクションを期待してはいけません。私はこだわりの筆記用具がないと勉強できなくなるので(つまり集中力がない)、こだわりのシャーペンを日本から持参しました。そしてそのこだわりのシャーペンを試験前日になくしたときは翌日の試験も心もボロボロでした。
6.無洗米:Singapore組が以前「カリフォルニア米 vs 国外で育てられた日本米」対決をしたときに後者が圧勝したようです。私は南カリフォルニアの太陽の下で育ったので個人的にはカリフォルニア米に対しては特別の思い入れがありますが、やはりコシヒカリの味を知ってしまうとなかなか戻りづらくなります。パリでも日本米は売っていますが、値段が3倍くらいなのと、無洗米はなかなか見つかりません。
7.薬:General practitionerにかかる場合は待ち時間が70年代の日本の大学病院並みです。さらに、薬剤の処方量が日本と微妙に違います。私はこちらで子供の塗り薬にステロイドを処方されましたが、ステロイドの強弱がまったく分からなかったので困りました。心配な方は薬を持参しましょう!
8.炊き込みご飯レトルト:「今晩パーティーだけど、日本のお料理を何か持って来られる?」と言われることが多々あり。笑顔では「うん、大丈夫だよ。お誘い有難う!」と言っておきながら心の中では「げっ、私は今世紀最大の料理音痴なのに」。そんなときに役立つのが炊き込みご飯の素です。日本からは20パック以上持参しました。パリにもありそうですが、多分高級品になってしまいます。
9.かゆくならないパンスト:女性のみなさん、お気に入りのFukuskeやGUNZEのパンスト、持参しましょう!フランスのパンストはとにかくゆるいし、一回洗うと破れるのでダメダメです。

とにかくフランスにないので持参するもの(注:個人的趣味も多数含む)
10.純米吟醸酒:「ソノ新潟産のお米を使用してアノ酒蔵で作られたコノこだわりの日本酒」などたとえパリでも絶対に見つかりません。パリの日本食スーパーに行ってもよく分からない銘柄なのにお値段日本の3倍くらいです。ビールの次に日本酒が好きな私は日本から遊びにくる人に1升瓶をお願いしています(1升瓶以上持ってこないと宿泊拒否されます)。
11.だるま落としとメンコ:息子の小学校で日本を紹介する機会を設けてもらいました。その際に日本らしい遊びとしてだるま落としとメンコを持っていきたかったのですが、パリにはないので(最近は日本でも見つかりづらい?)友人に持参してもらいました。
12.ごまドレッシング:パリまで行けばあるかもしれませんが、輸入の規制が厳しいようで品数が少ないです。シーザーズサラダドレッシングなどは近所のスーパーにあります。
13.タオルケット:お肌に優しいタオルケットのようなお布団は少なく、合成繊維を使用した汗をかくとお肌がかぶれてしまうブランケットしかありません。
14.小さめのサイズの下着:女性のみなさん、私同様細身でしたらこちらのものは使えません!こちらの女性と我々はDNAが違いすぎます。
15.浴衣:INSEADでたまに着る機会があるかも。

実用的な内容にしようと思ったらすっかり個人的な好みのリストになってしまいました。しかも肝心の勉強に関係するものがシャーペンだけ…

もっとまともな「必需品リスト」を投稿してくれるまともなINSEAD生が続くことを願って…

Friday, May 14, 2010

イタリア人の女好きは鉄板

こんにちは、またまた10J の筆不精です。今日は国別ステレオタイプの話です。(今回もどうでもいい話なので、暇な人以外は決して読まないでください。)

INSEADでは各国のステレオタイプの話がよく話題に上り、授業でとりあげられることもしばしばあります。日本人はマジメでメガネとか、フランス人は絶倫のくせに全く仕事しないとか。しかし、筆不精はこのステレオタイプの発想が大嫌い。個性のバラツキを考えたら、こんなものは役に立つどころか変な先入観を持って物事を見てしまう危険性が高まるのではないかと思うのです。

そんな中、“このステレオタイプだけはガチ”と思うものがあります。そう、それがイタリア人の女好き。

INSEAD-10Jのイタリア人同期には、一見してジローラモのような色気ムンムンな奴は一人もいません。「やっぱイタリア人がみんな遊び人なんてウソだよ。」、最初はそう思いました。同じグループで勉強することになったイタリア人P君もそんな一人。某トップコンサル出身で、有名大学にて既にマスターを2つとっているガリ勉&秀才君です。とにかく何事にも細かい完璧主義者。

しかし、そんな彼にもやはり流れているのです、イタリア人の血が。一緒にご飯に行くと必ずウェイトレスをナンパするし、女性クラスメートへの繊細な気遣いにはただただ感服するのみ。興味深いのは、必ずしもナンパしている女性達を気に入っているわけではない、というところ。せっかくゲットした電話番号も何もせず捨ててしまったりしているのです。聞いてみると、だれかれ構わずナンパするのは“本能みたいなもの“らしく、ほぼ無意識のうちにしているらしいのです。うーむ、理解不能。

話は変わりますが、そんな女性に優しいイタリア人P君は、筆不精のぶっきらぼうな女性の扱いがとにかく許せない様子。ことあるごとに言動を直され、具体的な指摘をしてくれます。

筆不精:「おばさん」
P君: “Experienced” と言いなさい(怒)
筆不精:「今日はいつも以上に怖い顔してるよ」
P君: 「疲れているんだね。ゆっくり休んだ方が良いよ」、でしょ!

まるでモテ男養成講座です。こんなやりとりを半年以上かさね、いまや筆不精も立派なイタリア紳士。日本に帰ったらさぞモテまくるに違いありません。そして、ついに来ました特訓の成果を生かす時が!一時帰国に合わせ設定した合コン2連荘、相手にとって不足なしです。

意気揚々と合コンに臨んだものの、筆不精はすぐに異変に気付きます。何かがおかしい、、、軽快なイタリアンジョークにうっとりどころか、明らかに冷たい視線が。。これはオレがアラサー&ニートだから?それとも??

いくらトニーさんがジローラモさんの真似をしても決してモテないように、ごく一般的日本人が背伸びしてもイタリア人にはなれないのです。こんな当たり前のことを、身をもって知った春休みでした。。。

Wednesday, May 12, 2010

においまでインターナショナル

こんにちは、10Jの筆まめと申します。

自分自身のブログでいっぱいいっぱいなのですが、筆不精さんが投稿したのを見て初めて投稿する決心がつきました。以下は昨年自分のブログで投稿したような内容ですが、INSEADのグローバル度をよく描写しているのではないかと思います。

人間の体臭とは不可思議なものです。ある人には耐え難い体臭も別の人からすればいいにおいになったりもします(本当かいな)。

INSEADのようなインターナショナルな場にいると体臭も実にインターナショナルです。私はP1の前半、授業中ある独特のにおいのせいで気分が悪くなっていました。日本でぬくぬくと生活してきたここ数年間、私は世の中に出回っている様々なにおいや汚物に触れずに過ごしてきたのかもしれません。

体臭の原因は、遺伝、自己管理不足、摂取物が挙げられると思っています。ニンニクを食べた翌日はなんだか自分がくさいような気がしますよね。不思議なことに「アメリカ育ちの<国籍>人」は「母国に住んでいる<国籍>人」よりも体臭を軽く感じます(あくまで仮説ですが、この仮説は周囲から同意を得られることが多い)。世界の中で日本人をくさいと感じる人もいることでしょう(しょうゆ臭いとか)。

気分不良を訴えているクラスメイト(♀)がもう一人いました。その子と二人でクラスの「生活環境係」に相談したところ、体臭の原因となっている方に翌日その旨を伝えてもらうことになりました。

そしてついに運命の日。「生活環境係」をつとめている友人(♂)に体臭の原因となっている方(♂)に事実を伝えてもらいました。その方は事実を伝えられてだいぶ落ち込んだようです。将来の職場ではなく学校という場で伝えられてよかったのかもしれません。

その後授業中にただよってくる悪臭は軽減され、快適に授業に集中できるようになりましたとさ。

恐怖の第二外国語

こんにちは、10Jの筆不精と申します。
今回は僕を半年間恐怖のどん底に陥れたINSEAD名物、第二外国語についてのエントリーです。

INSEADでは絶滅危惧品種に指定されている純日本人の筆不精にとって、MBAプログラムと同時に新しい言語に挑戦するなど恐怖以外の何物でもありませんでした。結果から先に言ってしまうと、その心配は杞憂に終わることになります。今だから強気にでれますが、所詮求められるのはBasic、「第二外国語取得が卒業要件であることを忘れていた」レベルの大ポカをしない限り問題ありません。

しかしながら、筆不精はこの第二外国語を巡って手痛いミスを繰り返えしました。後に続くみなさんは同じ失敗をせず、僕の屍を乗り越えていってください。

失敗①:学習言語の選択

どの言語を選択するかは重要です。本当はスペイン語を勉強したかったのですが、馴染みの無い言語を一から習得する自信がなく、大学で少し勉強し日常生活でも使用しそうなフラ語を学習することにしました。

はい、ヘタレです。わかってます。どうせ勉強するなら意欲の湧くものを選択しておけばよかったと心底後悔しました。

失敗②:入学時レベル分けテスト

TOEFL的な証明書を既に入手している場合を除き、語学レベルを証明するためのテストを入学時(オリエンテーションウィーク)に受けることになります。このテストで50点超(100点中)をとると第二外国語履修済あつかいとなり、50点を下回ると点数に応じたレベル分けがなされます。スピーキングやリスニング無しで卒業要件を満たせる唯一の機会(たぶん)であり、ここで全てを終わらせることが筆不精の戦略。ただでさえキツキツのスケジュールの合間に語学学習なんて想像もつきません。

しかし、長きにわたる奴隷サラリーマン生活を経てやっと手に入れた入学前の安息の時間、、、フラ語学習など手につくはずもありません。フォアグラを貪り、赤ワインをかっ食らい続け、気づけばテストまでたった二日。。。そして胃もたれ。もうどうにもなりません。

失敗③:先生選び

キャンパスで語学の授業をとることを決めた場合、提携している語学学校の先生が学校に来てINSEAD内の教室で授業を受けることになります。

レベル2という何とも中途なところから勉強を始めることになり指定された教室に向かったのですが、そこにいたのは鬼のような形相をした強面のおばちゃん。。筆不精は瞬時に危険を察知します。こんなガチムチの怖い顔した先生に何ヶ月も教わるなんてムリ!!

「あのぅ、できればもう少し優しそうなお姉さんとお手合わせ願いたいのですが、、」。

恐る恐る、まるでぼったくりキャバクラに入ってしまったかのような交渉をしてみると、「レベル1から始めるならカワイコちゃんのクラスが空いてるよ」との返答。なかなか話せるじゃん!

後に判明したのですが、鬼軍曹と思われたこのおばちゃんはなかなかの人格者で教え方もすごく上手。翻ってカワイコちゃんの方は、授業内容がテキトー過ぎて自習した方が上達しそうな勢い。。見た目に惑わされず、評判をもっと聞いておくべきでした。


...そんなこんなで、とても順調に要件をクリアできそうなペースには見えないものの、最終試験は非常に簡単で一発合格(同じ語学クラスの仲間も全員合格)。

懸念していたスピーキング試験(好きなテーマを選んで15分のプレゼン)では「正しい日本式土下座」について熱弁し、奇跡のハイスコアをマークしました。日本サラリーマンの悲哀が言葉を超えて伝わったに違いありません。