Tuesday, January 4, 2011

ウェイトリストからも卒業

Class of Dec 10のHKです。12月末に卒業してしまったのですが、バタバタしてるうちに投稿しそびれていた件があるので主に受験者の方向けに書かせていただきます。
この一年間 、INSEADに出願してウェイトリストになった方から相談を受ける事が何度かありました。私見ではありますが、アドバイスさせていただいたことのポイントをまとめたいと思います。

・そもそも誰がどうやって繰り上がりの意思決定をしているのか?

在校生の立場からは正直分かりません。が、分かったとしても出願者の方と学校の両方に特別な関係を持っていない第三者が打てる手はほとんど無いように思います。

・対策の方法は?

追加の推薦状やエッセイなどに加えて、アドミッションにメールや電話でコンタクトすること、がありえます。

・何をどうアピールするか?

まずは要分析です。出願時点で色々と考えられたとは思いますが、今一度。インタビューを受けたのであれば、インタビュアにフィードバックを貰うことをお薦めします。インタビュアは実際に出願者の方に会って出願書類にも(少なくとも一部は)目を通していますし、フィードバックを貰うこと自体には何のリスクも無いはずです。

その上で、伝える内容として重要なのは、思いよりは事実を、過去よりは近未来を中心に据えることだと思います。なぜなら、当たり前ですが、ウェイトリストに載っているということ自体が出願者側からすれば合格をいまだに希望しているということ、学校側からすれば既に受取ったアプリケーションに基づいて殆どオファーを出す条件を満たすと判断していることに他ならないはずですので。

例えば、考えられる筋書きとして「他校に合格を貰っていてデポジットの振り込み期限が迫っておりXXくらいまでに結果を知りたいが可能か?ただし早めに結果をもらうために合格可能性が下がるようなら敢えて待ちます。」とか、「MBA留学を見据えて現在の勤務先から1年間の休職許可を得た。戻る義務は無く、自分のキャリアゴールにブレもないが、昨今の就職市場を踏まえた短期的なプランBとして手を打っている。」といったストーリがありえます。

勿論、具体的な内容や書き方については、個別の分析結果を反映するとともに、これまでのコミュニケーションとの整合を取る必要があります。

・注意点

必死さを表に出さないこと、合格を乞わないこと、ただし自信を持ってアピールすること等、あくまで対等の関係でのコミュニケーションを取るよう努めるべきです。

また、以上はあくまでINSEADでのケースを想定した内容です。INSEADは今や世界最大規模のビジネススクールでありながら、良くも悪くも色んな面で画一的な感じのない学校です。こと入学審査についても、ほとんど一年間を通して行っていることもあり(7月と8月のオペレーションは途切れがちのようですが)、個々に柔軟に対応している局面も多いはずです。実際に同級生の中にも、 12月下旬(1月入学の直前)にウェイトリストから繰り上がりのオファーをもらった人もいますし、9月入学の予定で合格したけれども出産・育児の関係で1月入学にずらしてもらった人もいます(その分を別の人で補充しているはずです)。個人的にも、出願書類のアップロードで問題が発生して個別にサポートしてもらったり、合否結果を早めに教えてもらえるよう掛け合って対応してもらったりしました。

・ちなみに

私自身はINSEADにはウェイトリストに載る事無く合格しましたが、その前の半年間くらいに別の学校6校からウェイトリストを食らって結局その全校で不合格になるという大きな声では言えない経験をしました。その際に各校の在校生やアラムナイの方々からいただいた励ましやアドバイス、不合格になった学校から貰ったフィードバックなどを糧にして、遅ればせながら学ぶことが多々ありました。また、出願者側と学校関係者側との彼我の差は埋めがたく、現在の視点から過去の経験や学びを手触り感込めてかつニュートラルに語る(語ってもらう)ことの困難さも改めて感じました。ただ、だからこそ、仮にウェイトリストになったような場合には(あるいはそうならないためにも)、相手側がどんな仕組みや考え方の上に行動しているのかを想像して、そんな相手の視点に限りなく近づいて自分の仮説を臆せずぶつけてみることが必要になると思っています。