18 September, 2011

MARKSTRAT

こんにちは、11DのAsimです。
 
今日は「Market Driving Strategies」の授業で行う、MARKSTRATというシミュレーションゲームについてご紹介したいと思います。 このMARKSTRATはINSEADが開発したものですが、現在では殆どのTop Business Schoolで、あるいは多数の企業で使われているという、非常に評価されているソフトです。



私は、P3(Fonty)でとった同級生から「とてもいいよ!」という話を聞き、P4(Singy)でとってみました。Fontyとは教授も授業の構成も違うのですが、コース自体は非常に面白かったです。このMARKSTRATというSimulationでは、5名1グループがある企業の経営陣になり、自社商品に関するDecision Making(Pricing, Promotion, Sales Force, R&D, budget allocation, etc.)をMarket Research等をもとに各ラウンド 毎に実施していくというものなのですが、今回私が受けたコースは1つの週末(土日)をフルに使い、合計9ラウンドを行うという結構インテンシブなものでした。
(MARKSTRATに関するもう少し詳細な説明はCelipさんのBlogをどうぞ)

コースを通じての一番のTakeawayは、なんといっても「Focus」することの重要性です。我々のグループの場合、最初はかなりいいポジションで、特定のSegmentに対するCash Cowとなる商品があったため、調子に乗ってその他すべてのSegmentに対する商品をLaunchしようと進めていったところ、それらの商品にPromotionやSales Forceの予算を十分に配分できなくなり、結果的にもともとCash Cowだった商品までもが競争力を失うという、ありがちな悪循環に陥ってしまいました。後半はそれに気づき、若干は改善しましたが、結局は5チーム中4位という結果でした。

またTeam Dynamicsという観点からも、非常にいい経験になりました。週末の朝9時から夜7時まで、5名がBreakout Roomに閉じこもって喧々諤々とやっていくわけですが、私のチームは比較的気心の知れたメンバーでやりやすかったのですが、中にはかなりのconflictがあったチームもあったようです。私たちのチームはCEO、CFO、Brand Managerと役割を最初に決めていましたので、それが比較的効果があったように思います。各ラウンド毎に大量の情報が与えられ、制限時間内にチームとしての意思決定をしていかなくてはいけませんので、やはり適切な役割分担というのは成功のための重要な一要素だったと思います。
(この辺りはCoreのOB1やOB2のFinal Examの経験が活きているのかな、と個人的に思いました。)

INSEADに来られる方もそうでない方も、是非MARKSTRATを経験されることをお勧めします。