21 July, 2012

両キャンパスライフの違いについて




12DのYTKです。

今回は、INSEADのSingaporeとFontainebleauの両キャンパスライフに関して、投稿したいと思います。
このBlog内でも、恐らく何度か紹介されたネタかと思いますが、個人なりに感じたことを、改めてお伝えしたいと思います。



まずCampus Exchangeの仕組みについて、簡単にご紹介します。
INSEADのユニークネスを語る上で欠かせない、Campus Exchangeですが、最初の4ヶ月は、どちらかのキャンパスで過ごし、以降2ヶ月ごとに両キャンパスを自由に行き来することができます。
また、最後の4ヶ月に関しては、SingaporeとFontainebleauのINSEADの両キャンパスに加え、KelloggやWhartonへ行くことも可能です。(逆に、KelloggやWhartonからも、毎年INSEADにExchange生がやってきます。)

各自が自由に動くことのできるCampus Exchangeですが、Biddingの制度を用いて、両キャンパスで、ある程度人数がバランスするように、調整をしています。
ただ、時期によってキャンパスごとの人気度が変わってくるため、その時期に人気の高いキャンパスへ動こうとすると、結構な量のBiddingポイントを消費する必要があります。

人気のあるタイミングですが、1月入学を例に取ると、ヨーロッパの夏を最も過ごしやすいP3(5~6月)はFontainebleau、逆に、ヨーロッパがかなり寒くなるP5(11~12月)は、Singaporeが人気です。
これら気候要因に加えて、就職活動をどちらのエリアで行いたいか、自分の興味のあるClassやProfessorがどちらにいるか、単純に他の文化も味わってみたい、などを考慮して、キャンパスを決めることになります。
(ただ、両キャンパスで、Programは完全に並行して走っているため、どちらにいても、ほぼ同じ内容のClassを選択することもできます。Professorによって、少し内容が違ったりはしますが・・・。)

私は、今のところ、最初の4ヶ月をSingaporeで過ごし、その後Fontainebleauで2ヶ月過ごしたところになります。
夏休み明けは、またSingaporeに戻る予定です。

さて、両キャンパスの違いですが、これは本当に、どちらのキャンパスも、味わい深いところが満載です。

Singaporeですが、英語の通じるアジアということもあり、生活には全く不自由しません。
特に食については困ることが無く、日本食で言っても、至るところに日本食料理屋、日本食スーパーがあり、本当に便利です。
INSEADのクラスメートとも、何度も日本食料理屋に行ったりして、お好み焼きや、もんじゃ焼き、寿司、ラーメンについて、紹介する機会がありました。

また、観光が国の基幹産業になっていることから、エンターテイメントという点では事欠きません。
例えば、カラオケが好きな方は、日本で仕事をする上では欠かすことのできないカラオケ文化を、クラスメートに余すことなく伝えることができます。

難点としては、尽きることのない暑さと、国が狭いため、ややもすると飽きてしまうという点でしょうか。

一方の、Fontainebleauですが、ヨーロッパの文化の深さを全身で味わうことができると言うのが、良い点だと思います。

Fontainebleau自体に、世界遺産の古城があることに加えて、パリまでは電車で40分と、すぐ行くことができます。
また週末には、スペイン、イタリア、ドイツ、オランダ、ベルギーなどの周辺の国に、電車や飛行機で簡単に行くことができます。
例えば、土日にちょっと箱根の温泉にでも行くか的なノリで、ローマやブリュッセル、アムステルダムなどに遊びにいくことも可能です。

料理に関しても、Singaporeとは全く異なるヨーロッパの食文化を満喫することもできますし、特にフランスは、本当に美味しいものが多いです。
ちなみに、キャンパスのレストランに関しても、Fontainebleauの方がレベルが高いです。(特に、スイーツの充実度は、半端無いようです。)

難点としては、(これが良さだったりもする訳ですが)どうしてもスローライフにならざるを得ないと言う点でしょうか。
Fontainebleauの街自体、夜は、一部のBarなどを除き、ほとんど店が閉まってしまいますし、パリも観光地を除いて、日曜はほとんどの店が閉まってしまいます。
日本のように、夜中にちょっと小腹が空いたから、コンビニでオニギリでも買ってくるか的な事は、ほぼ期待できません。

ということで、色々とご紹介してきましたが、一つ言えるのは、どちらのキャンパスでも、INSEADのDiversityを肌で感じながら、充実した毎日を送ることが出来る点です。
キャンパスを動いたとしても、動かなかったとしても、Diversityのある個性的なクラスメートと共に、その国の文化を味わいながら、成長機会が得られるというのは、変わりません。

皆さんも、機会がありましたら、是非一度、SingaporeやFontainebleauをビジットしてみて下さい。
在校生一同、お待ちしております!