29 April, 2015

INSEADの本


15DのAMです。今回は、INSEAD生活が旅行とパーティーだけじゃない事をご理解頂くために(笑)、アカデミック分野について少しご紹介したいと思います。



INSEADは、「ファイナンススクール」「○○スクール」といった特定分野に強い学校として認知されている訳ではないと思いますし、学校がそういう形のプロモーションを特にしているとも思いません。以前の当ブログ記事で、起業分野で非常に強いというトピックはご紹介させて頂きましたが、他の各コア分野でもしっかり一流の教授がいるなと感じています。

分かりやすい例として、INSEADの教授が書いた本をいくつかご紹介します。

1. The Risk Driven Business Model (2014)

ビジネスモデルイノベーション(BMI)は世間でも流行りのトピックの一つと思います。必修のオペレーションのクラスではこちらの本を教科書に、新しいビジネスモデルを作るためにどういったコンセプトがあるのかという議論に相当の時間が割かれ、個人的にはとても学びの大きい授業でした。著者の教授本人が受け持つ”Identifying New Business Opportunities”という選択科目も来学期にあり、受講する予定です。

2. The Culture Map (2014)

Organizational Behavior 分野の教授が書いた、グローバルビジネスにおいて文化の違いをどうマネージするかについての本。2学期連続の必修授業でOrganizational Behaviorのクラスがありますが、Diversityに最大の価値を置くINSEADだけにCulture (国・地域による違い、あるいはCorporate Cultureの違い)は必ず出てくるトピックの一つです。クラスの議論も盛り上がります。私自身まだ読めていないのですが、非常にINSEADらしい本だと思います。

3. Blue Ocean Strategy (2005)

言わずと知れた超ベストセラー本。今年で10周年ですが、昨年に増補版が出版されています。INSEADで書かれた本だけに、関連の選択科目があるだけでなく、必修のStrategyのクラスでも当然取り上げられます(笑)。著者のChan Kim教授はかなり多忙の方のようですが、毎年1回、フォンテーヌブローおよびシンガポールキャンパスそれぞれで全在校生向けの講演会が開催されています。

他にもファイナンス、マーケティングなどそれぞれ充実しています。INSEADの教授 & アカデミック分野に興味のある方はこちらをご覧ください。