Wednesday, September 28, 2016

INSEAD生のインターン事情



16DSNMです。時間が経つのは早いもので、1月に入学したばかりだと思っていたら既にP4(4学期目)となりました。大半の学生は就職活動を行っているため、キャンパスにも若干の緊張感が漂っています(とは言え、カジュアルな雰囲気は相変わらずですが)

INSEADには1月と8月の2回入学時期がありますが、その大きな違いの一つは夏休みの有無だと思います。そこで、今回はINSEAD生の夏休み事情、特にインターンについてご紹介します。


【インターン決定までの一般的な流れ】
期間限定のインターンではあるものの、本採用と同じ様に書類選考や複数回の面接を経て、採用の可否が決定されることになります。タイミングが一番早いのが投資銀行で、入学直後の1月中旬から選考が始まります。その後、3月中旬のP2開始とともにコンサルティングや事業会社のインターン選考が始まり、それでなくとも内容の濃いP2の授業と複数企業の選考のジャグリングで目まぐるしい日々を送ることとなります。多少遅れて、4月頃からスタートアップの選考が始まり、こちらは企業・学生側のニーズに応じて、夏休み直前まで選考が続きます。

肌感覚では、周囲の友人の約半分がインターンを経験していた様に思います(その他は、「旅行」「オリンピックでボランティア」「人生について考える」など、INSEADらしく夏休みの過ごし方も多様です。)業種としては、コンサルティングはもちろんのこと、スタートアップでのインターンが多いことも起業に力を入れているINSEADの特徴かもしれません。地域では、ロンドンとシンガポールが二大勢力となりそれぞれ50名程度がインターンとして夏休みを過ごし、残りはパリ・ドバイなど世界各地に分散していました。

【私自身の場合】
私自身は、国際協力や開発、Social Impactに興味があった為、国際機関やSocial Impact関連のスタートアップ企業やベンチャーキャピタルに履歴書を送っていました。その一環で、世界各地のMBA生とイスラエルのスタートアップをマッチングする組織のウェブサイトに履歴書を登録していたところ、前職での経験に目を留めたスタートアップから連絡があり、2度の面接やレファレンスチェックを経て採用が決まりました。

P3の試験終了と共にテルアビブに移動し、アフリカで再生可能エネルギー開発を行うスタートアップで約2か月間働きました。フルタイムの社員が2人だけのまだ初期のスタートアップで、様々な新規事業を検討する段階だったので仕事の内容も幅広く、ある事業に関するファイナンシャルモデル作成やJV設立に関する契約交渉から、アフリカ某国の食生活に関する調査まで、何でもありという感じでした。特に事業プランの作成などにはINSEADでの戦略性やマーケティングの授業内容が役立ち、アウトプットを行いながら授業内容を復習する良い機会になったと思います。

インターンの職務内容は楽しみだった一方、プライベート面については「誰も知っている人がいないかも」と不安に思っていたのですが、蓋を開けてみるとテルアビブでINSEADの同級生が5人もインターンをしていました。その内の3人でルームシェアをしたり、皆で死海やパレスチナ、隣国ヨルダンのペトラ遺跡へ旅行したりとINSEADライフも満喫した2か月でした。また、ちょうど世界中でテロが頻発した時期でしたが、ユダヤ教・イスラム教・キリスト教など宗教が混在するイスラエルで過ごすことで、宗教について考える良い機会にもなりました。


【インターン期間に感じたこと】
2か月のインターン期間を通じて、改めてINSEADネットワークの偉大さを感じました。夏休み中、方々の会社でインターンをしている同級生がFacebookに「誰かこの分野に強い人いる?ビール一杯奢るのでアドバイスを!」などと投稿し、助け合っている様子が数多く見られました。私自身もインターン先で急遽、フランス語を話せて再生可能エネルギーに興味のある人材が必要になり、Facebookに投稿したところ1日で10件近くの反応があり、バックグラウンドの豊富さと助け合い精神を兼ねそろえたINSEADネットワークに改めて感動しました。


日本に住んでいた時にはイスラエルは危険な国というイメージが強く、まさか滞在することになるとは全く想像していませんでした。同級生と話をするうちに、起業先進国・リゾート大国という別の一面に気づき、最後にはインターンで長期滞在をするという思いがけない展開になりましたが、この様な展開もINSEADの醍醐味なのかなと思います。