26J P1 & P2総括

皆様こんにちは、26JのTです。25年も早いもので年末に差し掛かり、INSEAD 26Jでは全5学期(Period)のうち、2学期(P1・P2)が終了しました。既に2/5が終了したことが信じられない程時が過ぎるのが早く、かつ濃密な4か月だったと感じております。

26Jも年末年始の休暇に入り、今回は一旦の区切りということで、諸先輩方から最もスケジュールがタイトになりがちと伺っていたP1・P2の振り返り・総括を実施したいと思います。学校ということで、キャンパス内の勉学(Academics)とその他のソーシャルイベント・キャリア関連(Non-Academics)に分けて記載いたします。

 

【Academics】 

INSEADではそれぞれ約2ヵ月の全5学期の内(P1~P5と呼ばれています)、特にP1・P2では全てが必修科目であり、Cohort全員で同じ内容を学習します。所謂MBAらしいFinancial Accounting(財務会計)、Price & Market(ミクロ経済学)、Uncertainty, Data & Judgement(統計学)といったものから、ディスカッションヘビーなOrganizational Behavior(組織行動論)、Ethics(倫理)等、内容は非常に多岐に渡ります。一度社会人になってから、数年後に再びペンとノートを持って授業や試験に向かうのは、かなり新鮮な感じがしました。笑

個人的にINSEADに来てまず初めに驚いたのが、「クラスメイトの皆が極めて勤勉で賢い」ということです。進学前、MBAはネットワークが中心とイメージしており、かつ他校含めた多くの諸先輩方から「成績は気にせずにキャリアと向き合う人が多い」と伺っていた為、この点は非常に新鮮でした。例えば、初めての試験であったP1のFinancial Accountingの中間試験は、90%以上を取得しても平均ギリギリという熾烈さで、より大きな学びに向けたモチベーションになりました。(詳細は本文では割愛しますので、ご興味がある方はお問合せ頂ければと思いますが、INSEADでは全ての評価が相対評価で理論上は卒業できない可能性もあるため、基本的に皆、学業にも以上に熱心に取り組みます。英語の壁もあり、試験期間は非常にハードで濃い時間でした。)

MBAといえば?のAuditorium:コホート全員が揃う大きい授業・イベントや期末試験等で使われます

授業形式としては座学・ケースはバランス良く設定されている印象で、財務会計等のハードスキルから、英語ディスカッションを含めた交渉術等のソフトスキルまで、万遍なく学習・獲得できるようになっています(個人的にそれでも1学期2ヵ月はやや早すぎてかなりハードだった印象です、、、)

また、INSEADの特徴として、Study Groupという指定のグループでP1・P2の多くのグループ課題や活動に取り組む点が挙げられます。Study Groupは、メンバー約5名の国籍やバックグラウンドが意図的に異なるよう、学校によって振り分けられます。そのため日々の課題やディスカッションを通じて半ば強制的に様々な価値観に触れ、多様性を体感する環境でした。正直なところ、時にはワークロードがヘビーな中、考え方の違いもあり意見がぶつかり合っていたグループもありましたが、基本的に皆、大人として、協調性高く、表層に留まらず真剣に議論できる非常に良い友達を世界中に作れるという、価値のある機会であったと考えています。

P3以降は、フランス、シンガポール、アブダビ、アメリカ等、世界各国にあるキャンパスへのエクスチェンジが開始される為、卒業前後までもう会えない人もいるということで、寂しさを感じると同時に時の流れの早さにも愕然としています、、、

 

【Non-Academics】

MBAということで、キャリアサポートやその他のソーシャルイベント、ネットワーキングも非常に盛んです。特にINSEADはParty School[KR1] と呼ばれていることや、欧州を始めとして世界中から集う社交的なクラスメイトも非常に多く、学業以外にも皆個々人の志向に合わせて非常に活発に活動しています。

まずキャリアに関しては、基本的には後半に差し掛かるP3以降で就活を始めるケースが多いものの、志望業界等によってはP1・P2から積極的に活動している人もいます。学校としてはCareer Development Center(CDC)と呼ばれるキャリアサポートチームを設けており、毎週のようにレジュメやインタビューのアドバイスセッションが実施されています。特にINSEADの歴史的な人材輩出先として有名なコンサルティングファーム各社はP1の初期からINSEAD限定のネットワーキング・インフォメーションセッション等を実施しており、希望があれば誰でも参加できるようになっています。

その他のキャンパスイベントや旅行なども非常に盛んです。毎日のようにホームパーティーや街中での飲み会が開催されているのは勿論、先日紹介したCultural Festival他、10月にはDASHと呼ばれるハロウィンの仮装イベントを学校を上げて楽しむなど、まさにWork Hard・Play Hardな環境です。Fontyキャンパスはヨーロッパ諸国、Singyキャンパスはアジア諸国と、皆時間を見つけては旅行も楽しんでいます(毎週末旅行に行くクラスメイトもいます)。私はこれまで殆ど国内で過ごしてきたこともあり、個人的にも“海外の友達と海外旅行をする”、“利害関係のないプライベートで多様な価値観に触れる”というのは、この歳になっても非常に楽しく価値のある経験が出来ているなと考えています。

名物イベントのDASH:Singy日本チームは主に某ストリーミングサービス作品のコスプレにトライしました

振り返ると、まさに怒涛の4か月(思ったよりも非常に濃密で忙しい!)で、最も人生で濃い時間の一つになったのではないかと思います。MBAに来る理由は皆それぞれで、大きな投資である事は間違いないと時には世界中の友人とも話したりしますが、皆来たからには一生に一回の経験ということで、全力で満喫しております。P3以降は個人の興味に合わせて選択科目(Electives)の授業を選択したり、人によってはよりキャリア開発・就職活動にリソースを割いたりと、個人の時間の使い方が明確に分かれる可能性が高いですが、有意義な時間にできるようしっかりと真剣に、かつ楽しんで残りの時間を過ごしたいと考えています。

こうした発信を通じて、少しでもINSEADの学生生活のイメージ・魅力を皆様にお伝えできればと26J一同考えております。INSEADの生活の雰囲気をもっとお知りになりたい方は、ご遠慮なくお問い合わせください! (現地でのキャンパス訪問からオンラインのカジュアルなコーヒーチャットまで大歓迎です)

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